ターミナル エミュレーション アプリケーションの検証関数

TrueLog Explorer では、テスト スクリプトにコンテンツ検証を追加することにより、サーバーから送信されたコンテンツが現実の条件下でクライアントによって本当に受信されるかどうかを簡単に確かめることができます。 コンテンツ検証関数は、任意のターミナル エミュレーション API 呼び出しに対して挿入できます。 たとえば、入力データが入力される WebTelnetSendCommand 関数呼び出しの場合は、戻り値検証関数を挿入できます。 ホスト画面 ビューおよび ホスト画面情報 ビューのどちらからでも、コンテキスト メニューから検証関数を挿入できます。

TrueLog Explorer では、再生テスト実行と記録テスト実行を比較することによって、ターミナル エミュレーション アプリケーションの負荷が重い場合でも、入力データが実際にクライアントにダウンロードされて表示されるかどうかを確認できます。これは、クライアント/サーバー環境でのエンドユーザーの状況をテストするという課題に対する他に類を見ないほど強力なアプローチです。 これにより、他のターミナル エミュレーション トラフィック シミュレーション ツールでは検出できないようなエラー、つまり、標準的な負荷テスト スクリプトでは検出されない負荷がかかっている場合にのみ発生するエラーを検出できるようになります。

コンテンツの検証は、稼働中のパフォーマンス管理に利用できるので、システムを配置した後にも役立ちます。

ホスト画面 ビューまたは ホスト画面情報 ビューで検証する入力フィールドを右クリックすることで、必要な検証関数を生成し BDL スクリプトに挿入できます。 TrueLog Explorer には、あらかじめ有効になっている検証関数が 3 つあります (WebTelnetScreenVerifyTextWebTelnetScreenVerifyField、および WebTelnetScreenVerifyStatus)。

コンテンツ検証と フィールド検証の比較

コンテンツ検証では、画面上のテキスト文字列の検証を、その画面上の位置にかかわらず、ホスト画面 ビューで選択および設定できます。 フィールド検証を利用すると、ターミナル ビュー内の定義済み領域 (フィールド) の検証を設定できます。 アプリケーションで画面全体が単一のフィールドとして定義されていたり、ページがヘッダー フィールド、フッター フィールド、ボディ フィールドなどで構成されている場合があります。 フィールドは、入力領域として使用される場合が多いものの、必ずしも入力を受け取らなければならないわけではありません。 画面上の文字は、必ずしもフィールド内に存在しなければならないわけではありません。