添付ファイルと結果ファイルをファイル システムに保存する

デフォルトでは、Silk Central はすべての添付ファイルと結果ファイルをデータベースに格納しますが、これらのファイルをアプリケーション サーバーのファイル システム上に保存するように Silk Central を設定できます。
添付ファイルと結果ファイルを他のデータと異なる場所に保存することは推奨しませんが、このアプローチが理にかなっている場合もあります(データベース空間のコストなど)。このアプローチの欠点は、データを 2 箇所でメンテナンスしなくてはならないことです。つまり、データベースとファイル システムの両方をバックアップする必要があります。データベース バックアップをリストアする際には、ファイル システムもリストアする必要があります。
注意:
ファイル システムにファイルを保存するように設定した場合、この場所にあるファイルを直接操作して移動、更新、削除したり、その構造を変更することは絶対にしないでください。Silk Central サービスとバックアップとリストアに使用するシステムだけが、ファイル ストアのルート ディレクトリ で指定したディレクトリへの書き込み権を持つべきです。
  1. インスタンス管理 ページで、変更するインスタンスをメンテナンス モードに切り替えます。詳細については、「メンテナンス モード」を参照してください。
  2. Silk Central システム管理者としてインスタンスにログインし、データベースから切断します。詳細については、「データベースから切断する」を参照してください。
  3. インスタンス管理 ページで、変更するインスタンスを停止します。
  4. TMAppServerHomeConf.xml ファイルをテキスト エディタで開きます。
    このファイルのデフォルト パスは、アプリケーション サーバー上の C:\Program Files (x86)\Silk\Silk Central 21.\instance_<インスタンス番号>_<インスタンス名>\Conf\AppServer になります。
  5. ファイルの <Config>/<RdbmsSpecifics> セクションで <StoreFilesOnFileSystem> という XML タグを探します。このタグの値を true に設定します。
  6. XML ファイルを保存して閉じます。
  7. インスタンス管理 ページで、インスタンスを再起動します。
  8. Silk Central システム管理者としてインスタンスに再びログインします。データベース ページに ファイル ストアのルート ディレクトリ という新しいフィールドが表示されます。このフィールドで、添付ファイルと結果ファイルの保存に使用するローカル パス(c:/sc_files/testdb など)を定義します。このパスは既に存在している必要があり、フロントエンド サーバーとアプリケーション サーバーのサービスは、このフォルダに対する完全なアクセス許可が必要です。
  9. データベースに接続 をクリックします。
すべての添付ファイルと結果ファイルが指定した場所に保存されます。接続したデータベースに既に格納されている添付ファイルと結果ファイルは、ファイル システムに徐々に移動されます。ファイル システムが利用可能でない場合、Silk Central はデータベースの BLOB テーブルにファイルを格納し、後でファイル システムが利用可能になった時点で、ファイル システムに移動します。

ファイルをデータベースに自動的に戻す方法は現在ありません。ファイルをファイル システムに保存するという決定が将来的に変更されることがない場合にのみ、このオプションを有効にしてください。