この Readme には、Version Manager の最新リリースのインストールと使用に関する情報のうち、マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない情報が書かれています。 補足情報については、ナレッジベースを参照してください。
Version Manager Readme は次のファイルで構成されています。
この Readme ファイルは、いくつかのパートに分かれています。 ご使用の Version Manager コンポーネントに対応するパートをお読みください。
パート 1: システム要件
パート 2: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI
パート 3: Version Manager IDE クライアント
パート 4: Version Manager Web クライアント
パート 5: Version Manager WebDAV Server
パート 6: 著作権/免責事項/サポート
パート 1: システム要件 |
8.7.0.0 プラットフォームマトリクスは、オンラインで利用可能です:
https://www.microfocus.com/documentation/pvcs-version-manager/8.7.0/
大規模プロジェクトでは、Version Manager インターフェイスの使用状況によっては、Java のメモリ割り当てを超えることがあります。 Version Manager Web クライアントの Java ヒープサイズの設定に関する情報は、使用上の注意事項 readme(usage_cautions.html)の 大規模プロジェクトでの、"Out of Memory Error" または、General Failure Operating をご参照ください。
サーバのデフォルトヒープサイズは 2048 MB です。
サーバのメモリ要件は、そのサーバに同時にアクセスするユーザ数、実行されるデーモンプロセス数(デフォルトでは 5 ~ 20 個のデーモンが実行される)、およびプロジェクトデータベース内のオープンされているファイルの数によって異なります。 次の表の計算式を使って、必要メモリ容量を計算してください。
サーバシステム | |||||
---|---|---|---|---|---|
ベース | 同時接続ユーザ | デーモン | ファイル | 合計 | |
計算式 | 1080 MB | 1 ユーザにつき 6 MB 追加 | 1 デーモンにつき 12 MB 追加 | 1 ファイルにつき 1 KB 追加 | = ? |
例 | 1080 MB | 6 x 100 = 600 MB | 12 x 20 = 240 MB | 100000 / 1024 = 97 MB | = 2017 MB |
メモ: この例は、同時接続ユーザが 100 人、実行されるデーモンプロセス数が 20 個、ファイル数が 100000 個の場合です。 これらの数値はあくまで計算式の使用例として示したものであり、推奨値ではありません。
Version Manager 8.7 のライセンス管理には、APLS (Auto-Pass License Server) バージョン 24.1 以降が必要です。 詳細については、次の KB ドキュメントを参照してください: KM000005202: How to generate a license for AutoPass License Server (APLS)
インストール時に APLS サーバが稼働していない場合には、評価モードを選択すると 30 日間の猶予期間が与えられます。 この間に APLS をインストールして、ライセンスを移行してください。 APLS をインストールした後で、ChangeLicenseServer.exe (Windows) または vmreg (Linux/UNIX) を使用して、Version Manager が新しいライセンスサーバを使用するように設定してください。
インプレースアップグレード手順の詳細については、次の KB ドキュメントを参照してください: KM000028955: How to perform an in-place upgrade of PVCS VM 8.6.x to VM 8.7.
VM 8.6.3.3 パッチで、PVCS VM File Server パスマップセキュリティに対する重要なセキュリティ強化が実装されました。
パスマップセキュリティは、プロジェクトデータベースセキュリティに加えて、PVCS VM File Server との認証をクライアントに強制し、低レベルなファイルアクセスを保護するために使用できます。 (詳細については、次の KB ドキュメントに添付されたファイルの 45 ページを参照してください: S126695: Using the File Server to Enhance Performance and Security with Version Manager 8.x)
パスマップセキュリティを使用するように File Server を構成すると、拡張パスマップセキュリティを無効化しない限り、VM 8.6.3.3 より前のクライアントからそのパスマップにアクセスできなくなります。
詳細については、次の KB ドキュメントを参照してください: KM000021414: PVCS VM 8.6.3.3+ Enhanced Path Map Security
必要に応じて Internet Information Server (IIS) 8 以降を経由して Version Manager にアクセスするように構成できます。 詳細については、『PVCS Version Manager Administrator’s Guide』の「Configuring Microsoft IIS Web Servers」を参照してください。
補足情報については、次の KB ドキュメントを参照してください: S143266: VM 8.6.1+: How to integrate the PVCS Version Manager Web Application Server with IIS
Version Manager Web Application Server を実行している VM 8.6.0 の環境をアップグレードする場合は、サービスを実行するログオンアカウントに注意してください。
詳細については、「 PVCS VM 8.6.0 以降からのインプレースアップグレード」を参照してください。
必要に応じて Apache HTTP Server を経由して Version Manager にアクセスできます。 この場合、サーバーに次のモジュールを構成する必要があります。
一般に、これらのモジュールは、Apache HTTP Server 標準パッケージに含まれています。 モジュールのファイル名は、オペレーティングシステムの共有ライブラリの拡張子を持ちます。 例えば、Linux の場合は /usr/lib64/httpd/modules/mod_proxy.so になります。
Linux、Solaris、HP-UX、または AIX に Version Manager をインストールする際、$TMP で指定されたディレクトリにかなりの量のデータが配置されます(このデータは手動で削除するまで残ったままです)。また、一時的に次のディレクトリにかなりの量のデータが配置されます: VM_Install_Dir/VMverNum_inst ディレクトリ (ここで verNum は、Version Manager のリリースバージョン番号です)。
一部の Linux および UNIX プラットフォームでは、Version Manager を実行する前に、追加のモジュールまたはパッチを適用する必要があります。 詳細については、 KB doc S124060 で UNIX & Linux 向けオペレーティングシステムに必要なパッチとプリインストールパッケージのリストを参照ください。
Version Manager 64-bit は、64-bit バージョンの ActiveClient を必要とします。 SCC IDE 連携を使用する場合、Version Manager 32-bit モードで実行します (SCC 自身は、32-bit のみ)、同様に、32-bit コンポーネントの ActivClient が必要とされます。 これらは通常、64-bit バージョンの ActivClient のインストールで自動的にインストールされます。
メモ
ファイル VM_Install_Dir\vm\common\pvcsprop\pvcs\vm\sso\card.config の中の、ディレクティブ library64 は、64-bit バージョンの acpkcs211.dll をポイントし、ディレクティブ library32 は、32-bit バージョンのこのライブラリをポイントさせます (KB doc S138646 参照) 。 ActivClient が、Version Manager インストールされる時に、インストールされた場合、これらのライブラリへのパスは自動的に card.config に追加されます。
ActivClient 7 は、バージョン 7.0.2.408 がサポートされています。
Linux では、ActiveClient 3.0 がサポートされています。
Version Manager は、SBM 10.1.x、SBM 11.x、SBM 12.x と連携します。
PVCS VM 8.6.0 以降では、Version Manager インストーラで SourceBridge コンポーネントを選択することで、Version Manager デスクトップクライアント GUI および SCC IDE 統合用の Source Bridge 統合をインストールできます。
SBM に同梱されている従来の SourceBridge インストーラは使用しないでください。 これは、Version Manager 8.5.3 以前用の統合です。
Version Manager は、Version Manager File Server、VM I-Net Web Client Server、WebDAV Server と、SSO 認証サーバのサポートのため Apache Tomcat のコピーを個別にインストールします。 この Tomcat のインストールは Version Manager と一緒に動作するよう設定されています。 Version Manager は一般の Tomcat インストールとは一緒に動作しません。 別の Tomcat インストレーションをお持ちの場合、それらが同じポートを使用しないようにします (8005、8009、8080、8090、8443 と、8444)。
パート 2: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
LDAP サーバが Secure Sockets Layer(SSL)を使うように設定されているが、VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリに証明書データベースがないか、または必要な SSL 証明書が証明書データベース内に格納されていない場合、次のようなエラーが通知されます:
「LDAP サーバへの接続に失敗しました」
「ログインアカウント UserName が無効なため、このプロジェクトにアクセスできません...」
Readme ファイル(Usage_Cautions.html)の『LDAP 接続/認証が失敗する』を参照してください。
サーバへのインストール時に使うパス名の中に 8 文字以上のディレクトリ名が含まれている場合、まずネットワークドライブをその場所にマッピングし、ドライブマッピングを使って Version Manager をインストールしなければならないことがあります。 ドライブマッピングを使わない場合、「セットアップ用実行ファイルへのパスが無効である」という内容のエラーメッセージが表示されることがあります。
Version Manager のインストール時またはネットワーク上にインストールした Version Manager の使用時にエラーが発生しないようにするため、ネットワークパス名の中に 8 文字以上のディレクトリ名を含めないでください。
この設定はサポートされていません。
UNC 共有のルートにインストールする場合、必要ディスク容量が 0 と表示されます。 インストール先として UNC 共有上のディレクトリを選択した場合、必要ディスク容量は正しく表示されます。 いずれの場合でも、UNC 共有上に実際に十分なディスク空き領域があれば、Version Manager は正しくインストールされます。
Version Manager を正しくインストールするには、Windows を含むドライブのハードディスクに十分な空き領域 (~950 MB) が必要です。 インストール時に作成される一時ファイルを削除する場合、Version Manager のインストール後は、この容量の空き領域は必要ありません。
パート 3: Version Manager IDE クライアント |
Linux バージョンの Eclipse リッチ統合は、SBM サーバが NTLM 認証を使用していると正常に動作しません。 Issue を提出することはできますが、アクティブな Issue または、IDE フォルダ表示に、Issue が表示されません。
この問題を回避するには、統合クライアントが Windows 以外のプラットフォームの場合、NTLM 認証を使用しないでください。 NTLM の使用が必須の場合、SBM/IIS サーバに外部仮想ディレクトリをセットアップします。
SSO ログインソースを使うには、IDE が必要とする、Java 8 ベースの JDK を使用します。 必要であれば JDK をアップグレードします。
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
新しいバージョンの Version Manager IDE クライアントを使用するには、システム上の旧バージョンの IDE クライアントをすべてアンインストールしてから、新しいバージョンの Version Manager をインストールする必要があります。 Version Manager をインストールした後に、旧バージョンの IDE クライアントを使用する場合は、新しい Version Manager をアンインストールしてから、古いソフトウェアをインストールする必要があります。
回避策: 再起動してシステムのパス情報を更新します。
パート 4: Version Manager Web クライアント |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
この設定はサポートされていません。
Version Manager Web クライアントのインストール完了後のディスク空き容量が十分でない場合、PVCS Version Manager MSI ファイルを削除できます。 このファイルは通常 "C:\Windows\Downloaded Installations" フォルダに生成れます。
このファイルを削除した後でも、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]を使って Version Manager を修正および削除できます。
パート 5: Version Manager WebDAV Server |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
パート 6: 著作権/免責事項/サポート |
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Micro Focus は、仮想技術が大きな実用性と価値をカスタマにもたらしていることを認識しています。 そのため、Micro Focus では、我々の製品の機能テストや、検証をネイティブな環境とは別に仮想技術でも行っています。 Micro Focus は、仮想環境上でサポートされているプラットーフォームが稼動している場合、機能やパフォーマンスの面で制限があったとしても、我々の製品がネイティブ環境と同様、正しく動作すると考えます。 Micro Focus では、問題が起きたとしても、お客様にネイティブ環境での再度の構築、テストを要求しません。ただし、場合によっては、必要となる場合もあります。 Micro Focus では、その問題が、仮想環境に依存した原因から寄与されると考えられる場合のみ、要求することがあります。 仮想環境ではない環境で問題が再現できない場合は、仮想環境のベンダに問い合わせいただく必要があります。
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