REXEC を使用して UNIX を検索する

リモート実行プロトコルを使用する UNIX ベースのシステムへの接続を確立し、監視する測定値を追加します。

  1. リアルタイム監視 タブの 監視 グループで、システム をクリックします。
  2. 定義済みのデータ ソースから選択する をクリックし、次へ をクリックします。
  3. Custom Data フォルダを展開し、Rexec Data をクリックしてから、次へ をクリックします。
  4. ホスト名 ボックスで、監視対象となるマシンを指定します。
  5. 省略可能:エイリアス ボックスで、エイリアス名を指定します。 エイリアスは、監視対象サーバーをよく説明する別名にする必要があります。個々のマシン上で測定値をグループ化することをお勧めします。 たとえば、WebLogic と IIS が両方とも同じコンピュータにインストールされているとしましょう。どちらのサーバーも監視が必要ですが、2 つのパフォーマンス測定値は別々のメニュー ツリーに表示されなければなりません。
  6. [ポート]、[ユーザー名]、およびそのユーザーの [パスワード] を指定します。
  7. 次へ をクリックします。 Rexec 測定値の追加 ページが開きます。
  8. 以下のように適切な値を指定して、監視する測定値を作成します。
    オプション 説明
    測定値タイプ 指定したコマンドについて、タイプ名を入力します。同じタイプ名を持つすべての測定値が、1 つのグループにアセンブルされます。
    測定値名 指定した rexec コマンドの測定値名を入力します。この名前は、Performance Explorer のグラフに表示されます。
    平均測定値 rexec コマンドに対してこのチェック ボックスをオンにすると、平均測定値とみなされます。このオプションは、生成された TSD ファイルにのみ影響します。
    説明 指定した rexec コマンドの追加情報を入力します。この情報は Performance Explorer に表示されます。
    コマンド リモート マシン上でデータ収集を実行する次のような rexec コマンドを指定します:ps -ef | egrep -c “.*”
    単独実行 このチェック ボックスをオンにすると、PDCE はリモート マシンと接続し、新しいデータ ポイントがリクエストされるたびにコマンドを実行します。実行間隔が短いと、この設定ではリモート マシンに負荷をかけるおそれがあります。しかし PDCE は、最後に実行したコマンドが終了していなければ、リモート マシン上で新しいコマンドを開始しません。

    単独実行 チェック ボックスをオフにすると、複数実行が有効になります。

    正規表現 リモート マシンから返されるデータを、所定の正規表現を使用して 1 行ずつフィルタリングします。正規表現と一致しない行は破棄されます。残りの行のみがその先のステップで使用されます。デフォルトでは、^.*$ が入力されます。
    たとえば、コマンドのレスポンスが各間隔で次のように表示されるとします。
    XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXXX
             123400   103093   121092
    意味があるのは、数字の入っている行のみです。次の正規表現により、数字と空白からなる行のみが許可されます。
    [1234567890 ].*
    その他の行は無視されます。
    フィールド インデックス データ生成に使用された行は、フィールドに分割されます。分割を行うには、空白文字かカスタム区切り文字のいずれかを使用します。

    このテキスト ボックスを使用して、フィールド インデックスを指定します。これは数値に変換され、次の測定値として使用されます。

    このインデックスは、1 から始まるインデックスです。

    区切り文字 このテキスト ボックスを使用して、カスタム区切り文字を指定します。この文字を使用してデータ生成用の行をフィールドに分割します。

    デフォルトでは、空白を区切り文字とする チェック ボックスがオンになっています。

    空白を区切り文字とする このチェック ボックスをオンにすると、空白があるたびに区切り文字が挿入されます。
    スキップする行数 このテキスト ボックスを使用して、リモート マシンでコマンドを開始した後で PDCE が無視する行数を指定します。このオプションは、開始時にコマンドが返す不要なデータをフィルタリングして除外するのに便利です。与えられた正規表現と一致する行だけが、この設定を使用します。ある間隔で複数の行が与えられる場合、データの計算には最後の行が使用されます。
  9. 追加 をクリックします。
  10. 測定値の収集に必要なコマンドをすべて入力するまで、前のステップを繰り返した後、閉じる をクリックします。 表示する測定値の選択 ページが開きます。
  11. 初期監視ビューに表示する測定値のチェック ボックスをオンにした後、完了 をクリックします。
指定したホストへの接続が確立され、選択した測定値が初期ビューに表示されます。

複数実行を定義したときに使用されていたコマンドを、少し修正した形で入力します。
while [true]; do
  ps -ef | egrep -c “.*”;
  sleep {%Interval};
done
注: コマンド sleep {%Interval} は、Performance Explorer が提供する数が入るプレースホルダです。この数は収集間隔を表します。たとえば、Performance Explorer は 5 秒ごとに新しいデータを収集します。
コマンドのレスポンスが各間隔で次のように表示されるとします。
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXXX
         123400   103093   121092

フィールド インデックス 値には、定義済みの測定値に関連する列を指定します。フィールド インデックス に 1 を指定すると、テーブルから値 123400 が返されます。フィールド インデックス に 2 を指定すると、値 103093 が返されます。

上記の例の列は、空白文字で区切られていますただし、他の文字 (コロンなど) も使用できます。そのような値は、区切り文字 テキスト ボックスで指定します。空白は、デフォルトの区切り文字です。