TrueLog は CPU と I/O を大量に使用するので、通常、負荷テストの間は有効にはしません。 一般に、TrueLog はスクリプト開発/検証の間のみ有効にされます。 一方、TrueLog On Error ファイルは、パフォーマンスに対して最適化されており、CPU への影響がわずかなので、負荷テストの間も通常は有効になっています。 TrueLog On Error ファイルは、平均的な数のエラーが予想される場合であっても、大規模なテストに対してアクティブにすることができ、再生パフォーマンスに大きな影響はありません。
以下のセクションで詳細に説明する TrueLog 生成オプションは、Silk Performer の を選択することによって構成できます。 この同じページを使用して、テストでの仮想ユーザーごとの TrueLog On Error ファイル (.xlg) の生成も有効にできます (TrueLog On Error ファイル (.xlg) チェック ボックス)。
TrueLog On Error の追跡は、一度に 1 トランザクションずつ完全なトランザクションを保存するように、または Web アプリケーションの場合はコンテンツ履歴の最新の 5 ページを保存するように構成できます。
1 トランザクションごと - この設定は、関連するすべてのページ (コンテンツ履歴) ではなく、エラーのある個々のトランザクションを追跡します。 メモリの消費は各トランザクションの長さに依存するので、このオプションは、メモリを心配しなくてよい場合、またはトランザクションが短い場合にのみ使用します。
コンテンツ履歴ベース - この設定は、最近のページの履歴のみを保存し、関連のないページはメモリから削除します。 この方法では、メモリの消費量の予測と管理が容易になります。 ただし、消費量がメモリに保存されるページのサイズに依存することに変わりはありません。
ディスクへの TrueLog データの書き込み (最初は RAM に保存されます) をトリガするインシデントの深刻度を、TrueLog On Error の生成対象 の設定で定義できます。
すべての埋め込みオブジェクトを記録する - TrueLog には、すべての埋め込みオブジェクトのレスポンス ボディが含まれます。 リクエストおよびレスポンスのヘッダーが履歴に含まれなくなっても、埋め込みオブジェクトのコンテンツをブラウザに表示できます。 これは、キャッシュ ヒットであるためにページがサーバーに画像をリクエストしない場合、またはサーバーが「304 変更なし」エラーで応答した場合は、問題になる可能性があります。 すべての埋め込みオブジェクトを表示するため、Silk Performer は各埋め込みオブジェクトのコンテンツを、プロセス全体を対象とするグローバル キャッシュに保存します。
キャッシュされた埋め込みオブジェクトを除外する - キャッシュされたオブジェクトに対するグローバル ストアが有効になっていないと、一部の画像はロードされません。 この設定を選択すると、パフォーマンスがわずかに向上し、メモリの消費が減ります。
すべての埋め込みオブジェクトを除外する - 埋め込みオブジェクトのボディがまったくログに格納されない場合、埋め込みオブジェクトはロードされません。 この設定を選択すると、メモリの消費は大幅に減少します。 ただし、この方法で提供されるビジュアル情報には大きな欠損が発生します。
設定 | メモリ消費の増加 |
---|---|
すべての埋め込みオブジェクトを除外する | 80% |
キャッシュされた埋め込みオブジェクトを除外する | 125% |
すべての埋め込みオブジェクトを記録する | 130% |