ユーザー グループとは、似た動作 (同一の動作ではない) を共有する仮想ユーザーのグループのことです。 ユーザー グループのメンバは、現実のクライアントの動作をシミュレートすることを目的に、少し異なるトランザクションを実行します。
ユーザー グループは、パラメータ化されたユーザー入力データおよびプロファイル (たとえば、ブラウザ タイプや接続速度など) と共に使用され、エンドユーザーの典型的な活動をシミュレートします。
ユーザー グループは、呼び出すトランザクションとその呼び出し頻度で定義されます。 たとえば、TLogon トランザクションを 1 回、TSearch トランザクションを 5 回、TLogoff トランザクションを 1 回、それぞれ実行する Searcher というユーザー グループがあるとしましょう。 また、TLogon トランザクションを 1 回、TSearch トランザクションを 3 回、TUpdate トランザクションを 2 回、TLogoff トランザクションを 1 回、それぞれ実行する Updater というユーザー グループもあるとしましょう。 さらに、Inserter という第 3 のユーザー グループは、TLogon トランザクションを 1 回、TSearch トランザクションを 1 回、TInsert トランザクションを 3 回、TLogoff トランザクションを 1 回、それぞれ実行するとしましょう。 これらのユーザー グループをまとめて使用すると、負荷バランスを維持しつつ、つまり、すべてのユーザーが同時に同じトランザクションを実行しないような形でトランザクションを分散させながら、現実のクライアントの活動をシミュレートすることができます。
複数のユーザーが同じプロファイルを持っている場合は、それらのユーザーを 1 つのユーザー グループにまとめることができます。 ユーザー グループ リストには、ユーザー グループの名前、そのユーザー グループから呼び出されるトランザクション、それらのトランザクションを呼び出す頻度 (TransCount) が記述されています。 ユーザー グループの説明は Silk Performer テスト スクリプトの dcluser セクションに記載されています。