根本原因を特定する

この作業を行う前に、グラフのデータ ソースとして使用される時系列データ (TSD) ファイルを指定します。

Performance Explorer の自動結果相関機能は、クライアント側の問題を、対応するサーバー側の測定値と相関させることによって、ネットワークとサーバーのボトルネックに関する根本原因の分析を容易にします。自動結果相関は、特定のクライアント側のエラーに最も関連が深いサーバー側測定値を識別します。それによって、サーバー側の問題が容易に特定され、デバッグ作業が迅速になります。結果相関は、逆の場合も機能します。つまり、サーバー側の問題をクライアント側の測定値と相関させることもできます。

自動結果相関は、主要測定値を従属測定値と統計的に相関させます。たとえば、サーバー レスポンス時間の大幅な増加がクライアント側の 18 時 20 分 (午後 6 時 20 分) の測定値によって検知されると、クライアント側のパフォーマンスの落ち込みに寄与したサーバー側の測定値を、自動結果相関によって特定できます。

  1. 分析する測定値のグラフ内でクリックして、カーソルを右にドラッグして、分析する時間枠を選択します。
    注: 時間枠を時間軸上で前後に移動させるには、時間枠を右クリックしマウスを右または左にドラッグします。時間枠は、Y 軸にそって垂直方向にも移動できます。
    注: 分析のためにより短い期間を選択する場合は、時間枠を右にドラッグします。分析のためにより長い期間を選択する場合は、時間枠を左にドラッグします。
  2. ワークフロー バー の 根本原因の特定 をクリックします。 代替方法:グラフを右クリックして、根本原因の分析 を選択します。 根本原因の特定 - 相関関係の設定 ダイアログ ボックスが開きます。基本測定値が、基本測定値 ボックスに表示されます。
  3. 相関先 リスト ボックスで、基本測定値と相関を算出する測定値の種類を選択します。
  4. 適切なリスト ボックスで新しい [開始日時] および [終了日時] を選択して、[日時の選択] 設定を調整します。 時間軸で選択した時間枠に基づいて、[日時の選択] 設定が自動的に定義されます。
  5. 結果 領域で、一致する度合いに基づいて測定値をフィルタ処理する方法を指定します。 以下のオプションのいずれかを選択します。
    • 相関の最も強い測定値 をクリックして、テキスト ボックスに返される測定値数を指定します。
    • 相関関係度の下限 をクリックして、テキスト ボックスに値を入力して最小相関関係度を指定します。
  6. 次へ をクリックします。
    注: [クライアントおよびサーバーの測定値]、[クライアントの測定値]、または [サーバーの測定値] に対して相関させる場合は、ステップ 10 に進みます。
    相関関係にある測定値 ページが開きます。
  7. [カスタム] 測定値に相関させる場合は、相関させる測定値グループを定義する必要があります。測定値グループ チェック ボックスで、相関させる対象のグループをオンにします。
  8. 省略可能:ファイルの追加 をクリックし、時系列データ ファイルを参照して選択すると、その他の測定値を追加できます。 測定値を選択して、ファイルの削除 をクリックすると、測定値を削除できます。
  9. 次へ をクリックして、相関を実行します。 相関関係付けの結果 ページが開きます。

    デフォルトでは、返された測定値は相関関係の度合いの順序で一覧表示され、すべての相関が選択されます。

  10. 相関グループ および 名前 列見出しをクリックして、返った測定値をソートします。
  11. 相関グラフから除外する測定値のチェック ボックスをオフにします。
  12. 完了 をクリックして、相関関係グラフを生成します。