検証チェックを使う理由

アプリケーション エラーが HTTP レスポンスのエラーとして返されることは多くありません。 それよりも、アプリケーションが不適切なデータ値やエラー メッセージを HTML コンテンツに組み込んで返す方が一般的です (サーブレット例外が発生しました あるいは サーバーがビジー状態です といったエラー メッセージなど)。 HTTP ステータス コードをチェックしてもこの種のエラーは発見できないため、標準の HTTP エラー以外のものをチェックする検証関数がテスト スクリプトに組み込まれていない限り、アプリケーション エラーは見過ごされがちです。

検証がテスト スクリプトに組み込まれると、テストは単純な負荷テストから複合的な負荷/機能テストに進化します。 そのようなスクリプトは、大規模な負荷テスト シナリオで使用してもそれほどパフォーマンスは劣化しません。 この機能を使うことで、他の負荷テスト ツールでは検出できない種類のエラーを検出することができます (負荷時にしか発生しないエラーは、標準の負荷テスト スクリプトで検出できないため)。

TrueLog Explorer では、以下の方法でテスト スクリプトに検証機能を追加することができます。
  • Silk Performer Recorder を有効化して、記録時に検証チェックを自動生成する
  • ユーザーが レンダリング ビューでポイント アンド クリック インターフェイスを使って検証チェックを視覚的に適用する。 BDL コードを編集する必要はありません。 TrueLog Explorer が自動的に検証関数をスクリプトに追加してくれます。
  • 検証関数のコードを手作業でスクリプトに挿入して直接的に拡張する