Silk Performer は、セッションとテスト スクリプトを関連付け、クライアントとサーバーの間で送信されるすべてのデータを記録するため、唯一、再生結果をスクリプトのカスタマイズや検証に取り入れることが可能です。
この TrueLog 技術 は、エラーの再現や根本原因の分析において大きな利点となります。 TrueLog は履歴ファイルであり、このファイルには、データおよびページのリクエストやサーバー レスポンスについてのきわめて詳細な情報が、テスト中に記録されます。 Web テストの場合、この詳細情報にはページの完全なコンテンツが含まれます。 このような情報は、システム障害の原因を特定する際に非常に有益です。
TrueLog を使うと、クライアント/サーバー アプリケーションや Web アプリケーションでエラー状況が発生したときに記録した実際のコンテンツを、詳しく調べることができます。 HTML アプリケーションの場合、TrueLog Explorer では、セッション コンテキストを含め、仮想ユーザーがテスト時に目にするものと同じ、レンダリングされた直感的な HTML インターフェイスを通じて、TrueLog ファイルを分析したり操作することができます。
TrueLog はセッションやテスト スクリプトと密接に結合しているため、リアルタイムでのスクリプト カスタマイズが可能になります。 スクリプトをカスタマイズした後、スクリプトの試験的実行によってすぐにその効果を確認できます。つまり [スクリプトの試行] を使って TrueLog を検査し、カスタマイズが成功したかどうかを判断することができます。 カスタマイズがうまく動かない場合には、TrueLog で、エラーの原因となったセッションでのシステム リクエスト/レスポンスを見ることができます。 このプロセスは、カスタマイズした部分がすべて意図したとおりに動作するまで繰り返すことができます。
TrueLog ファイルと TrueLog On Error ファイルのファイル拡張子は .xlg です。 XLZ ファイルは、ZIP 形式で圧縮された TrueLog ファイルであり、TrueLog Explorer 内では解凍された TrueLog ファイルとして扱われます。 TrueLog を ZIP 圧縮することでダウンロード時間を短縮できます。 Silk Performer は ZIP 圧縮された TrueLog を使用しません。