SAP のパフォーマンス監視

Performance Explorer を使用して、SAP システムのパフォーマンスと信頼性指標を監視します。 Performance Explorer には、SAP インストールを監視するために特に設計された 2 つの監視があります。

  1. リアルタイム監視 タブの 監視 グループで、システム をクリックします。 データ ソース ウィザード が開きます。
  2. 定義済みのデータ ソースから選択する オプション ボタンをクリックします。
  3. Application Server フォルダ、SAP フォルダの順に展開します。
  4. 使用する SAPGUI 監視のタイプに応じて、適切な監視タイプを選択します。 以下の種類の SAPGUI 監視が使用可能です。
    • SAPGUI Monitoring (ST02):バッファ関連の指標を監視します。 SAP トランザクション ST02 は、この監視が実行されている場合に実行されます。
    • SAPGUI Monitoring (ST03N):アプリケーション固有の指標を監視します。 SAP トランザクション ´ST03n は、この監視が実行されている場合に実行されます。
    • SAPGUI Monitoring (ST04):データベース関連の指標を監視します。 SAP トランザクション ST04 は、この監視が実行されている場合に実行されます。
    • SAPGUI Monitoring (ST07)SAP システム上のユーザー分散を監視します。 SAP トランザクション ST07 は、この監視が実行されている場合に実行されます。
    • SAPGUI OS-Monitoring (ST06):オペレーティング システム固有の指標を監視します。 SAP トランザクション ST06 は、この監視が実行されている場合に実行されます。
  5. 次へ をクリックします。

    接続パラメータ ページが開きます。

  6. ホスト名 テキスト ボックスに、監視対象となるマシンのホストを指定します。
    この値は、表示目的でのみ使用されるもので、 監視自体の内部では使用されません。
  7. 次へ をクリックします。 属性設定 ページが開きます。
  8. 以下の監視固有の属性を定義します。
    • ConnectionString:SAP Server への完全な接続文字列。 確かでない場合は、Silk Performer を使用して、ログオン シーケンスを記録します。 接続文字列は、SapGuiOpenConnection の最初のパラメータです。
    • Username:監視トランザクションへのアクセス権限を持つ SAP ユーザー名。
    • Password:SAP ユーザーのパスワード。
    • ClientNum:ログオン プロシージャのクライアント番号 (850 など)。
    • Language:ログオンに使用する言語 (EN など)。
    • Entity:監視するデータ エンティティ (ダイアログRFCバックグラウンドなど)。
      注: Entity 属性は、[SAPGUI OS-Monitoring (ST06)] の場合指定する必要はありません。
    • TimeFrame:SAP は定義した間隔の平均値を提供します。
      注: Timeframe 属性は、[SAPGUI OS-Monitoring (ST06)] の場合指定する必要はありません。
    • Server(ST03N のみ) 監視が必要なサーバー。 ST03N で選択されるツリー ノードの名前です。 合計では、SAP システム全体からの測定値が返されます。
  9. OK をクリックします。 表示する測定値の選択 ページが開きます。
  10. 初期監視ビューに表示する測定値のチェック ボックスをオンにした後、完了 をクリックします。
指定したホストへの接続が確立され、選択した測定値が初期ビューに表示されます。