解析機能は、一般に、以下のようなタスクのために使用されます。
- スクリプト内の静的なセッション ID を、状態情報を保持する動的なセッション ID に置換する。
- 検証関数だけでは実現できない強力なコンテンツ検証をスクリプト内に作成する。 たとえば、データベース テーブルの 3 行目 2 列目の値が、1 行目 2 列目の値と 2 行目 2 列目の値の和に等しいかどうかを、解析関数によって検証できます。 それには、この
3 つの値を抽出して比較する解析関数をスクリプト内に生成します。
- サーバーから返されたデータに応じて、テスト スクリプトの一部を条件付きで実行する。 たとえば、HTTP リクエストが、<nnn> 項目が見つかりましたという結果を含む HTML ページを返すとします。 <nnn> の値に応じて異なるアクションを実行する必要があります。 そのために、トランザクションを次のように設計します。
- <nnn> = 0 の場合は終了する。
- <nnn> = 1 の場合は詳細ページにリンクする。
- <nnn> が 1 より大きい場合は次のページにリンクする。
これを実現するには、この HTML ページから <nnn> の値を抽出し、その値に基づいてスクリプトに記述されたアクションを実行しなければなりません。
TrueLog Explorer を利用すると、レンダリング ビューと ソース ビューで、ビジュアルに解析関数を挿入できます。 TrueLog Explorer によって、解析関数が自動的にスクリプト内に生成されるので、手動でコードを記述する必要はありません。 TrueLog Explorer では、アプリケーションのライフ サイクル中の任意の時点でコントロール値を解析するため、ユーザーのスクリプトに解析機能を追加するウィザードが提供されます。 解析機能を追加するには、解析するコントロールの 値 列で右クリックし、関連するコンテキスト メニューを選択します。