コード補完により、BDL を使った作業が簡単になります。関数、変数および定数を自動的に補完することにより、スクリプト エラーを大幅に削減し、BDL ファイルへのテキスト入力の手間を省くことができます。コード補完には、次の 5 つのオプションがあります。
コード補完は、Silk Performer 定義とユーザー定義両方の BDL ファイルを使って機能します。
コード補完を有効化するには、新しい BDL ファイルに .bdf か .bdh のいずれかの名前を付けて保存する必要があります。BDL ファイルが保存されると、コード補完機能は、BDL エディタを使用してそのファイルに対して行われる変更を認識し、BDL use 文を使って参照するすべてのファイルを取り込みます。
コード補完の主要機能の 1 つが、関数、変数および定数の一覧を示すコード リスト方式です。コード リストには、次のいずれかが含まれています。
コード リストは、Ctrl+Space を押して手動で呼び出すことができます。コード リストは、次の API 接頭辞のいずれかを入力すると、自動的に呼び出されます。
Attribute | Iiop | DB_ | Dotnet | Ora | Pdce |
Java | Jolt | Measure | Odbc | Web | Xml |
Set | Str | Tux | Get |
コード リストが呼び出されると、次の動作とともにリスト コントロールが表示されます。
コード リスト機能で使用される語が一意であれば、Ctrl+Space で呼び出してもコード リストは開きませんが、語全体が挿入されます。
この場合、「一意」とは、対象となる語の一部と一致する語がリスト コントロール内に 1 つしかない、ということです。
スクリプト内で関数名の後に左括弧を置くと、パラメータ情報が表示されます。パラメータ情報は、関数呼び出しの左右の括弧の内側にカーソルがあるときに、Ctrl+I を押して手動で呼び出すこともできます。パラメータ情報はツール チップとして表示され、(1) Esc キーを押す、(2) 右閉じ括弧を挿入する、(3) 矢印キーを使用してカーソルが括弧の外に出る、または (4) 入力フォーカスが他のコントロールに設定されるまで、表示されたままになります。
パラメータ情報は、次のとおりです。
クイック情報は、パラメータ情報に似ていますが、関数についての情報だけでなく、変数や定数に関する情報も示す点が異なります。
クイック情報は、関数、変数または定数の名前の上にカーソルを置くと、ツール チップと同様の形式で表示されます。クイック情報ツール チップは、カーソルがその場から離れると表示されなくなります。
関数の場合、利用できる情報はパラメータ情報と同じですが、その時のパラメータだけでなく、すべてのパラメータとその説明が表示される点が異なります。
変数と定数の場合、名前、型、任意の説明のみが表示されます。
自動インデントは、BDL 関連ビュー内で Enter キーを押すと有効になり、改行が挿入されます。呼び出されると、現在のコンテキストから算定した位置にカーソルを置きます (たとえば、最初のキーワード挿入後にインデントする)。