エラー検出

スクリプトの再生時の動的データ処理における失敗は、常にエラー メッセージを生成するわけではありません。これは、Siebel Web サーバーが HTTP エラー ステータス コードをエラーを示すために使用していないためです。実際、サーバーはアプレットにエラー通知を送信し、アプレットが状況を示すエラー メッセージを表示します。

これは、アプリケーションのデータベース層に生成された負荷が実際にあるべき状態と異なるときに (大抵の場合は少ない)、再生が成功したものと勘違いした印象を与える可能性があります。

以下の例では、サーバーから Java アプレットに送信される、エラー状況を説明する HTTP レスポンス本体を示します。このようなレスポンスでは、HTTP リクエストが正しく処理されたことを示す HTTP ステータス コード 200 OK が返されます。

サーバーからアプレットに送信されるエラー条件レスポンス

@0`0`3`2``0`UC`1`SWECount`10`Status`Error`0`1`Errors`0`2`0`Level0`0`ErrMsg`An error happened during restoring the context for requested location`ErrCode`27631`0`0`Notifications`0`

記録したスクリプトのアプリケーション レベルのエラー検出

Silk Performer スクリプトは、このようなアプリケーション レベルのエラーを検出できます。Web Recorder は、以下の例でハイライトした行を追加することで、このような検査を含むスクリプトを生成します。

use "WebAPI.bdh"
use "SiebelWeb.bdh"

// ...

  transaction TInit
  begin
    WebSetBrowser(WEB_BROWSER_MSIE55);
    WebFormDefineEncodeCustom("base=ENCODE_FORM;"
                              " +'@'; -'!()$,'; -'''");
    SiebelWebInit();
  end TInit;