HTTP アーカイブ (.har) 形式は、W3C(World Wide Web Consortium) の Web Performance ワーキング グループによって制定され、ロードした Web ページのパフォーマンス データを格納するためにブラウザによって使用されています。
Silk Performer では、従来の記録方法に加え、.har ファイルをキャプチャ ファイルに変換する機能を提供するようになりました。.har ファイルを Workbench にインポートすると、Silk Performer は自動的に .spcap ファイルに変換し、キャプチャ ファイル ページを表示します。 このページで、フィルタの適用、記録ルールの追加などを行って、カスタマイズしたスクリプトを生成できます。
キャプチャ ファイルからスクリプトを生成する際に、2000 バイトを超えるポスト データは、postbody.data ファイルに格納されます。プロファイル設定の で、ポスト データのしきい値を設定できるようになりました。データ長が指定したしきい値以下であれば、スクリプト生成時にデータがスクリプトに書き出されます。データ長がしきい値を超えた場合は、別途 postbody.data ファイルにデータが格納されます。
操作開始時間 (TTI) は、現代の Web アプリケーションとユーザーとのやり取りにおけるレスポンス時間の測定において、最も有効な方法であると認められるようになりました。今までは、ブラウザのページ移動を伴うアクションに対してのみ、TTI 指標を測定することができました。このバージョンでは、JavaScript を使った非同期リクエストを発生させるアクション(ネットワーク アクティビティを伴わないアクションを含む)も測定できるようになりました。