ワークロード コンテキストでの時間の名前

以下の時間の値は、ワークロードの選択と調整 および ワークロードの設定 ダイアログで設定できます。

測定値 説明
ウォームアップ時間 ウォームアップ時間(省略可能)を指定して、負荷テストを開始できます。ウォームアップ時間中に計測される測定値は、レポートでは使用されません。ウォームアップ時間は、テストのスタートアップ タスク (メモリの割り当てや初期化、キャッシュの構築など) をテストの測定部分から除外するために使用できます。
測定時間

測定時間は、ウォームアップ時間(省略可能)と停止時間(省略可能)の間の時間です。測定時間中に測定値が計測され、テストの完了後にレポートで使用されます。多くの場合、測定時間は、シミュレーション時間の終わりまでになります。

測定時間を 0 に設定すると、ウォームアップ時間とシミュレーション時間が終わるまでの間に計測されたすべての測定値がレポートに反映されます。

停止時間

負荷テストは、停止時間(省略可能)で終わります。停止時間は、測定時間の終わりから負荷テストの終わりまでの時間です。停止時間中に計測される測定値は、レポートでは使用されません。停止時間は、テストのクリーンアップ タスク (仮想ユーザーの終了など) をテストの測定部分から除外するために使用できます。

指定したシミュレーション時間が、ウォームアップ時間と測定時間の合計よりも長い場合には、停止時間はシミュレーション時間中に開始されます。

測定値 説明
シミュレーション時間 シミュレーション時間は、ランプダウン時間を除いた負荷テストの時間です。ランプアップ時間(ワークロードが増加する時間)と定常時間の合計でもあります。
ランプアップ時間

ランプアップ時間の間に、Silk Performer は、仮想ユーザーの数を徐々に増加させます。

ランプアップ パラメータは、ワークロードの選択と調整 ダイアログ、または ワークロードの設定 ダイアログで設定できます。

たとえば、10 人の仮想ユーザーで負荷テストを開始し(開始仮想ユーザー数)、仮想ユーザーのが最大 20 人に到達するまで(最大仮想ユーザー数)、30 秒ごとに(間隔)、2 人の仮想ユーザーを追加する(追加)ように指定できます。

ランプアップ時間は、増加 ワークロード モデルを使用した場合にのみワークロードに対して指定できます。

定常時間

定常時間中、仮想ユーザーは追加されません。仮想ユーザーの数は、指定した仮想ユーザーの最大数 (最大仮想ユーザー数) に等しく、この時間の間は安定した状態が保たれます。

ランプダウン時間

ランプダウン時間の間に、Silk Performer は、仮想ユーザーの数を徐々に減らしていきます。ランプダウン時間は停止時間中に発生するため、レポートへの影響はありません。

仮想ユーザーに対して終了トランザクションが定義されており、プロファイル設定で 停止された仮想ユーザーに対して終了トランザクションを呼び出す が有効な場合、終了トランザクションがランプダウン時間中に実行されます。ランプダウン時間を指定することによって、実行中の仮想ユーザーが段階的に停止されるため、すべての仮想ユーザーが同時に終了トランザクションを実行する状態を避けることができます。

ランプダウン パラメータは、ワークロードの選択と調整 ダイアログ、または ワークロードの設定 ダイアログで設定できます。たとえば、30 秒ごとに(間隔)、10 人の仮想ユーザーを停止する(停止)ように指定できます。この場合、ワークロードで定義した仮想ユーザーの数に応じてランプダウン時間が計算されます。

ランプダウン時間を 0 に設定し、プロファイル設定で 停止された仮想ユーザーに対して終了トランザクションを呼び出す を有効にすると、すべての関連した仮想ユーザーが同時に終了トランザクションを実行します。終了トランザクションが存在しない場合、仮想ユーザーは直ちに停止します。