クライアント IP アドレスのシミュレーションによるルーティングの問題
- マルチホーム クライアントからサーバーへのパケット送信時: マルチホーム クライアントを使うと、宛先 IP アドレスは常に選択したサーバーの IP アドレスです。 ネットワーク操作に違いはありません。マルチホーム クライアントからパケットを送信する場合には通常、問題は発生しません。
- サーバーからマルチホーム クライアントへのパケット送信時:サーバーがマルチホーム クライアントに返信を戻そうとする際に、送信クライアント アプリケーションの宛先 IP アドレスを使用すると問題が発生します。IP アドレスがローカルのサブネット アドレスである場合、サーバーのルーティング テーブルに正しいエントリがすでに存在するため、パケットはクライアントに戻る方法がわかります。選択した
IP アドレスが、ローカル サブネットに属していない場合、そして、サーバーがルーティング テーブルに他の一致するエントリを見つけられない場合 (これは、エントリが追加されなかった場合の通常の動作です)、デフォルト ゲートウェイにパケットが送信されます
(デフォルト エントリを使用して)。デフォルト エントリが見つからないと、「ネットワークに到達できません」というエラーが発生します。