HTTP/2 では、サーバーからクライアントにリソースをプッシュすることができます。 これにより、クライアントがメインの HTML 文書を解析して、1 つずつ追加のリソースをリクエストするのを、サーバーが待つ必要がなくなります。HTTP/2 サーバーが、スタイル
シートや画像などのファイルをクライアントにプッシュすることが一般的です。クライアントは、ページをレンダリングするためにこれらのリソースが必要です。
プロファイル設定で、サーバー プッシュの有効/無効を切り替えることができます。 をクリックします。
- TrueLog Explorer では、プッシュされたリソースは、ノードが (サーバー プッシュ) で装飾されます。このようなノードでは、送信ヘッダー タブや 送信本文 タブは無効になっています。それ以降のページで同じリソースが必要になると、従来どおりキャッシュ ヒットが発生します。
- あるページを何度もリクエストすると、サーバーは同じリソースを何度もプッシュしようとします。しかし、Silk Performer はプッシュされたリソースを最初だけ格納し、以降のプッシュが必要ないことをサーバーに通知します。通知を受け取る前にサーバーがリソースのプッシュを開始していた場合、Silk Performer はこれに関連するトラフィックを測定しません。
- サーバーによってプッシュされたにも関わらず、WebPage* 関数呼び出し時に実際に必要なかったリソースを Silk Performer が検出した場合、仮想ユーザー出力と TrueLog Explorer に警告が表示されます。このような警告は、必要ないリソースをサーバーがプッシュしている、つまりサーバーの設定に誤りがある可能性があります。この動作は、不要なネットワーク トラフィックを生じさせます。
Silk Performer のプッシュ サポートが実際のブラウザの動作と異なる場合があります。正式なプッシュ キャッシュについての仕様が存在しないため、ブラウザによってプッシュ キャッシュの実装が異なることが原因です。