HTTP 解析ルール

HTTP 解析ルールは、HttpParsingRule という名前の XML ノードで指定します。

目的

HTTP 解析ルールは、動的に値を変更するために、Recorder が解析関数 WebParseDataBoundEx() を生成するタイミングと、解析結果を置換する場所を指定します。これによって、正しく機能するスクリプトを Recorder が直接生成できるようになり、TrueLog Explorer を使ってビジュアル スクリプトをカスタマイズする必要がなくなります。

HTTP トラフィックを記録する際に、Recorder は HTTP カイセキルールを次の設定を使って適用します。
  • ページ レベルの Web API
  • 低レベルの Web API (自動ページ検出あり/なし)

TCP/IP レベル API 設定を使って HTTP トラフィックを記録する場合は、Recorder は HTTP 解析ルールを適用しません。

HTTP 解析ルール アプリケーションが機能する方法

HTTP 解析ルール アプリケーションには、2 つの主要なステップがあります。
  • 可能な置換箇所の検出 (「ルール ヒット」もしくは、単に「ヒット」をよばれます)。
  • 解析関数と置換のスクリプト化

それぞれのステップについての詳細は、HTTP 解析ルールで指定できます。

可能な置換箇所の検出

記録中に、各サーバー レスポンスがルール ヒットに対して解析されます。HTTP 解析ルールでは、どのように解析が行われるか、およびどの解析結果 (ヒット) が後で使用するために残されるか、を指定します。解析関数は、このステップでは生成されません。ヒットは単に今後の使用のために保持されます。

解析関数のスクリプト化

Recorder が文字列値 (関数のパラメータまたはフォーム フィールド値/名の何れか) をスクリプト化するとき、すべての識別されたヒットを試し、スクリプト化される文字列の部分文字列がオーバーラップしないヒット群を決定します。それから、Recorder は、もとの文字列をスクリプト化する代わりに、必要な解析関数と置換をスクリプト化します。