作業負荷を個々のエージェントへ割り当てる以外に、ユーザーには、能力が定義されているエージェントのクラスタへ、Silk Performer 作業負荷を割り当てる、という選択肢があります。 Silk Performer の動的作業負荷割り当て機能は、指定した負荷テスト要件と実行時に利用可能なエージェント コンピュータの再生機能を一致させます。 Silk Performer においてエージェントに対して定義されている能力は、エージェントに対する作業負荷の割り当ての最適化に使用されます。 たとえば、あるテストが、SAPGUI クライアントが入っているエージェント コンピュータのみが提供できる作業負荷を必要としている場合、動的作業負荷割り当て機能は、テストの作業負荷が、SAPGUI クライアントが入っている利用可能なエージェントに対してのみ割り当てられるようにできます。 さらに、各エージェントに確保できる必須作業負荷もしくは仮想ユーザーのパーセンテージも設定できるので、エージェントが自分の能力を超えて稼働させられる、ということもないようにできます。
Silk Performer テストの実行の際、Silk Central 負荷テスト エージェント クラスタ XML ファイルは、適切な実行サーバーからチェックアウトされ、実行中に動的作業負荷割り当てに使用されます。 ユーザーは、プロジェクトの負荷テスト エージェント クラスタ XML ファイルの場所を、 設定で指定する必要があります。
負荷テスト エージェント クラスタに対する作業負荷の動的な割り当ての利点は、テスト実行の成功は、静的なテスト実行環境の維持に左右されない、という点です。 Silk Performer は、利用できないエージェントの作業負荷を、同じ能力を持つ同じクラスタ内に存在する利用可能なエージェントに動的に割り当てることができます。 この機能は、Silk Performer 負荷テストが、Silk Central において事前定義されたスケジュールを元に管理および実行されている際には、特に有益です。 作業負荷をエージェント間でどのようにバランスを取るか、および、個々のエージェントの健全性については、Silk Central の観点から検討しなければならない問題ではありません。
動的な作業負荷割り当ての詳細については、Silk Performer のヘルプを参照してください。