セットアップおよびクリーンアップ用テスト

Silk Central のテスト前セットアップおよびテスト後クリーンアップ機能により、実行計画ごとにセットアップ用テストとクリーンアップ用テストを定義することができます。セットアップ用テストは通常、テストに備えてテスト環境を準備するスクリプトや手動手順に基づいて作成されます。一方、クリーンアップ用テストは通常、テスト終了後にテスト環境を元の状態に戻すスクリプトや手動手順で構成されます。セットアップ用テストの実行が中止されると、通常のテストは実行されませんが、クリーンアップ用テストは実行され、テスト環境が元の状態に戻ります。

セットアップ用やクリーンアップ用のテストを実行計画に割り当てるには、まず、それらを作成する必要があります。多重データ駆動型テスト インスタンスの親テストを除けば、どのようなテストでも、セットアップ用またはクリーンアップ用のテストとして使用できます。特別な設定は要らず、自動テストでも手動テストでもかまいません。唯一の要件は、必要なセットアップ処理やクリーンアップ処理をテスト環境内で実行することです。自動テストの場合、これらは必要なセットアップ作業とクリーンアップ作業を実行するスクリプトです。一方、手動テストの場合、これらは手動で行うセットアップ作業とクリーンアップ作業です。

注: セットアップ用およびクリーンアップ用テストを実行する上での課題は、それらの実行結果が、通常のテストの実行結果と一緒にされないようにすることです。Silk Central では、セットアップ用およびクリーンアップ用テスト (自動と手動の両方) を独立した実行計画で実行し、それによって、実際のテスト結果を、セットアップ用およびクリーンアップ用テストの結果生じるおそれのある偶発的なパフォーマンス変動から切り離すことで、この懸念に対処しています。