受信箱はメール ボックスに似ています。 特定のユーザーまたはユーザー グループに送られた (割り当てられた) 対応中でアクティブな問題はすべて受信箱に配信されます。 受信箱とユーザー アカウントを混同しないようにすることが重要です。 問題は、特定のユーザーではなく必ず受信箱に割り当てられます。
Issue Manager のルーティング ルールによって、問題は自動的に適切な受信箱にディスパッチされます。 ユーザーが対処するまで (開発者がバグを修正するなど)、問題は受信箱に残っています。 対処が済むと、Issue Manager は、ワークフローとルーティング ルールに基づいて、問題を次の受信箱に自動的にディスパッチします。 最後に、問題の対応が完了すると、Issue Manager は最後の受信箱から問題を削除します。
ユーザーが 問題の再割り当て セキュリティ権限を持っている場合には、問題を手動で再割り当てして別の受信箱に送ることもできます。
問題に対してアクションを取るユーザーには、受信箱が必要です。 開発者、QA エンジニア、テクニカル ライターなどがその例です。 バグを報告したり見たりするだけのユーザーには、受信箱は必要ありません。 顧客が発見したバグを日常的に報告はしても、バグの対処は行わない技術サポート担当者は、こちらに含まれるでしょう。
1 人のユーザーが複数の受信箱を所有することができます。 たとえば、開発者は、2 つの異なる製品についてのバグ レポートを受け取るために、2 つの受信箱が必要な場合があります。 この場合、Dan - Dev (Product A) と Dan - Dev (Product B) の 2 つの受信箱をセットアップすることになることがあります。
受信箱は、個別のユーザー、ユーザーのグループ、または問題のサブセットに対してセットアップできます。 たとえば、QA エンジニアの Sarah と Mike が、異なる製品のバグ修正の検証を担当しているものとします。 このような場合は、2 つの受信箱 (Sarah - QA と Mike - QA) をセットアップすることになります。
ユーザー間で受信箱を共有することもできます。 たとえば、製品管理(PM) グループでは、1 つの受信箱にすべての機能拡張要求をまとめておき、定期的にグループ全員が集まって提案された改善を検討しているとします。 このような場合は、PM - 受信箱 といった名前の受信箱を 1 つだけセットアップすることになります。
受信箱のもう 1 つの用途は、問題のサブセットを保持する場所としてです。 たとえば、Product C について先送りされているすべての問題を含めるための受信箱を作成するとします。 このような場合は、Deferred (Product C) という名前の受信箱を作成するとよいでしょう。
ユーザー アカウントをセットアップする際には、受信箱をユーザー アカウントに割り当てます。 この受信箱がそのユーザーのデフォルト受信箱となります。 ユーザーが持つことのできるデフォルト受信箱は 1 つだけです。
マイ受信箱 をクリックします。
を選択すると、自分のデフォルト受信箱が表示されます。 デフォルト受信箱が表示されない場合は、ツールバーのデフォルト以外の受信箱を表示するには、受信箱 リスト ボックスで別の受信箱を選択します。 どのユーザーもすべての受信箱を見ることができますが、問題に対処したり、問題を割り当て直したりできるのは、適切な権限とアクセス許可を持つユーザーだけです。
Issue Manager では、全ユーザー用に受信箱の初期デフォルト ビューが用意されています。 すべてのユーザーに対するデフォルト ビューのカスタマイズが可能です。