ルーティング ルール

問題のルーティングは、製品およびそれに関連するリリース、プラットフォーム、コンポーネントについて定義されるルールに基づいて行われます。 このルールベースのメカニズムにより、問題の割り当てをきめ細かく制御できます。これは、問題のルーティングが 1 つには次の基準の組み合わせに基づいて行われるためです。
  • 製品
  • コンポーネント
  • リリース
  • プラットフォーム
  • 問題の状態
  • 状態の所有者
基準セットごとに次の 4 つの受信箱を割り当てる必要があります。
  • 問題の検証を担当する受信箱。通常は QA 用受信箱。
  • 問題の修正を担当する受信箱。通常は開発用受信箱。
  • ドキュメントに関する問題の処理を担当する受信箱。通常はドキュメント用受信箱。
  • 機能拡張要求を担当する受信箱。通常は機能拡張用受信箱。

Product A に関するバグのうち、Installer コンポーネントに関係し Motif プラットフォームに関連するものはすべて、ある受信箱群に送ることができるのに対して、Windows プラットフォーム用の Installer コンポーネントに関係する Product A のバグはすべて別の受信箱群に送ることができます。

デフォルト ルーティング

細かいルーティング ルールだけでなく、Issue Manager では、製品全体を対象とする 1 つのルーティング ルール、すなわち、デフォルト ルーティングを定義する必要があります。 デフォルト ルーティングでは、特定製品のすべてのコンポーネント、リリース、プラットフォームについての問題が、指定された受信箱群 (4 つの受信箱から成る) に送られます。

各受信箱は次の領域のいずれかをカバーします。
  • QA
  • 開発
  • ドキュメント
  • 機能拡張要求
たとえば、Product X のすべての機能拡張要求は、個々のコンポーネント、プラットフォーム、リリースに関係なく、割り当てられた 1 つの機能拡張用受信箱に送られます。

Issue Manager では、他のルーティング ルールが存在しないか適用できない場合にのみ、デフォルト ルーティング ルールを使用します。 つまり、デフォルト ルーティング ルールは特定のルールが当てはまらないか指定されていない場合にのみ適用されます。

デフォルト ルーティングは、Issue Manager 製品のセットアップ時に設定されます。

組織のプロセスを分析する

組織における作業の詳細を分析します。 製品、リリース、プラットフォームのリストを見直し、今度はそのリストに照らして各コンポーネントを検討します。 次の質問を検討してみます。

このプラットフォーム上のこのリリースに含まれるこのコンポーネントについては、誰 (すなわち、どの受信箱) が各アクション (たとえば、検証、修正など) を担当するのか?
その後、次の 4 つの基準のさまざまな組み合わせに必要なだけルールを定義します。
  • 製品
  • リリース
  • プラットフォーム
  • コンポーネント