この Readme には、Version Manager の最新リリースのインストールと使用に関する情報のうち、マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない情報が書かれています。 補足情報については、ナレッジベースを参照してください。
Version Manager Readme は次のファイルで構成されています。
この Readme ファイルは、いくつかのパートに分かれています。 ご使用の Version Manager コンポーネントに対応するパートをお読みください。
パート 1: システム要件
パート 2: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI
パート 3: Version Manager IDE クライアント
パート 4: Version Manager Web クライアント
パート 5: Version Manager WebDAV Server
パート 6: 著作権/免責事項/サポート
パート 1: システム要件 |
8.6.3 のプラットフォームマトリクスは、オンラインページから取得できます (Micro Focus SupportLine にログインする必要があります):
https://www.microfocus.com/documentation/pvcs-version-manager/8.6.3/
非常に大きなプロジェクトの場合、Version Manager インターフェイスの使用状況に合わせて、Java に対するメモリの割り当てを増やすことができます。 Version Manager Web クライアントの Java ヒープサイズの設定に関する情報は、使用上の注意事項 readme(usage_cautions.html)の 大きなプロジェクトでの、"Out of Memory Error" または、General Failure Operating をご参照ください。
オペレーティングシステムに要求される最小システム要件:
クライアントシステム - 最小 | |||
---|---|---|---|
プラットフォーム | メモリ | CPU | ディスク容量 |
Windows クライアント | 128 MB | P400 | 140 MB |
Windows サーバ | 128 MB | P400 | 140 MB |
オペレーティングシステムに要求される 推奨システム要件:
クライアントシステム - 推奨 | |||
---|---|---|---|
プラットフォーム | メモリ | CPU | ディスク容量 |
Windows クライアント | 256 MB | P550 | 140 MB |
Windows サーバ | 256 MB | P550 | 140 MB |
サーバのメモリ要件は、そのサーバに同時にアクセスするユーザ数、および、実行されるデーモンプロセス数(デフォルトでは 5 ~ 20 個のデーモンが実行される)によって異なります。 次の表の計算式を使って、必要メモリ容量を計算してください。
サーバシステム | ||||
---|---|---|---|---|
ベース | 同時接続ユーザ | デーモン | 合計 | |
計算式 | 256 MB | 1 ユーザにつき 6 MB 追加 | 1 デーモンにつき 8 MB 追加 | = ? |
例 | 256 MB | 6 x 100 = 600 MB | 8 x 20 = 160 MB | = 1016 MB |
メモ: この例は、同時接続ユーザが 100 人、実行されるデーモンプロセス数が 20 個の場合です。 これらの数値はあくまで計算式の使用例として示したものであり、推奨値ではありません。
IIS 8 以降を Version Manager の Web サーバとして使用するには、『PVCS Version Manager 管理者ガイド』の「Configuring Microsoft IIS Web Servers」を参照してください。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポート機能を追加する必要があります。 ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、Apache の bin ディレクトリで次のコマンドを実行します:
./httpd -l
このコマンドの出力結果の中に mod_so.c がある場合、Apache に DSO サポート機能が追加されています。
Apache に DSO サポート機能が追加されていない場合は、DSO サポート機能を入手し、Apache サーバをコンパイルして DSO サポート機能を追加するか、組込まれている Tomcat web サーバを使用ください。
Linux、Solaris、HP-UX、または AIX に Version Manager をインストールする際、$TMP で指定されたディレクトリにかなりの量のデータが配置されます(このデータは手動で削除するまで残ったままです)。また、一時的に次のディレクトリにかなりの量のデータが配置されます: VM_Install_Dir/VMverNum_inst ディレクトリ (ここで verNum は、Version Manager のリリースバージョン番号です)。
Version Manager Difference/Merge ツールは、openmotif ライブラリを必要とします。 これらがインストールされていない場合、次のようなエラーが出ます:
mgdiff: error while loading shared libraries: libXm.so.4: cannot open shared object file: No such file or directory.
libXm.so.4 ライブラリが依存するライブラリと共にシステムにインストールされていることを確認します。 通常は、openmotif.x86_64 パッケージのインストールにより設定されます。
Version Manager 64-bit は、64-bit バージョンの ActiveClient を必要とします。 SCC IDE 連携を使用する場合、Version Manager 32-bit モードで実行します (SCC 自身は、32-bit のみ)、同様に、32-bit コンポーネントの ActivClient が必要とされます。 これらは通常、64-bit バージョンの ActivClient のインストールで自動的にインストールされます。
メモ
ファイル VM_Install_Dir\vm\common\pvcsprop\pvcs\vm\sso\card.config の中の、ディレクティブ library64 は、64-bit バージョンの acpkcs211.dll をポイントし、ディレクティブ library32 は、32-bit バージョンのこのライブラリをポイントさせます (KB doc S138646 参照) 。 ActivClient が、Version Manager インストールされる時に、インストールされた場合、これらのライブラリへのパスは自動的に card.config に追加されます。
ActivClient 7 は、バージョン 7.0.2.408 がサポートされています。
Linux では、ActiveClient 3.0 がサポートされています。
Version Manager には、SLM 2.3.0 もしくは、それ以降が必要です。
Version Manager は、SBM 10.1.x または SBM 11.x と連携します。
Version Manager デスクトップクライアント GUI と SCC IDE で使用される、Source Bridge 連携は、Version Manager インストーラの一部となりました。
Version Manager は、Version Manager File Server、VM I-Net Web Client Server、WebDAV Server と、SSO 認証サーバのサポートのため Apache Tomcat のコピーを個別にインストールします。 この Tomcat のインストールは Version Manager と一緒に動作するよう設定されています。 Version Manager は一般の Tomcat インストールとは一緒に動作しません。 別の Tomcat インストレーションをお持ちの場合、それらが同じポートを使用しないようにします (8005、8009、8080、8090、8443 と、8444)。
Version Manager は、Apache Axis2 バージョン 1.5.5 をインストールします。
パート 2: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
LDAP サーバが Secure Sockets Layer(SSL)を使うように設定されているが、VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリに証明書データベースがないか、または必要な SSL 証明書が証明書データベース内に格納されていない場合、次のようなエラーが通知されます:
「LDAP サーバへの接続に失敗しました」
「ログインアカウント UserName が無効なため、このプロジェクトにアクセスできません...」
Readme ファイル(Usage_Cautions.html)の『LDAP 接続/認証が失敗する』を参照してください。
サーバへのインストール時に使うパス名の中に 8 文字以上のディレクトリ名が含まれている場合、まずネットワークドライブをその場所にマッピングし、ドライブマッピングを使って Version Manager をインストールしなければならないことがあります。 ドライブマッピングを使わない場合、「セットアップ用実行ファイルへのパスが無効である」という内容のエラーメッセージが表示されることがあります。
Version Manager のインストール時またはネットワーク上にインストールした Version Manager の使用時にエラーが発生しないようにするため、ネットワークパス名の中に 8 文字以上のディレクトリ名を含めないでください。
Microsoft Novell クライアントドライバを使って NetWare サーバにアクセスしている場合、ワークステーションにインストールした Version Manager が予期しない動作をすることがあります。 Novell Netware クライアントドライバの使用を推奨します。
この設定はサポートされていません。
UNC 共有のルートにインストールする場合、必要ディスク容量が 0 と表示されます。 インストール先として UNC 共有上のディレクトリを選択した場合、必要ディスク容量は正しく表示されます。 いずれの場合でも、UNC 共有上に実際に十分なディスク空き領域があれば、Version Manager は正しくインストールされます。
Version Manager をインストールするには、Windows がインストールされているドライブ上に 450 MB(CD-ROM からインストールする場合は 150 MB)の空き領域、インストール先ドライブ上に 600 MB の空き領域が必要です。 インストール時に作成される一時ファイルを削除する場合、Version Manager のインストール後は、この容量の空き領域は必要ありません。
Version Manager Web Server と Version Manager File Server が HP-UX 上で正しく動作するようにするため、次のカーネルパラメータ値を設定します:
max_thread_proc 1000
maxfiles 2000
重要: カーネルパラメータ値の設定後、カーネルを再構築する必要があります。
一部の UNIX プラットフォームでは、Version Manager で使われる JRE を実行するために、パッチを適用する必要があります。 詳細については、 KB doc S124060 で UNIX & Linux 向けオペレーティングシステムに必要なパッチとプリインストールパッケージのリストを参照ください。
パート 3: Version Manager IDE クライアント |
Linux バージョンの Eclipse リッチ統合は、SBM サーバが NTLM 認証を使用していると正常に動作しません。 Issue を提出することはできますが、アクティブな Issue または、IDE フォルダ表示に、Issue が表示されません。
この問題を回避するには、統合クライアントが Windows 以外のプラットフォームの場合、NTLM 認証を使用しないでください。 NTLM の使用が必須の場合、SBM/IIS サーバに外部仮想ディレクトリをセットアップします。
SSO ログインソースを使うには、IDE が必要とする、Java 8 ベースの JDK を使用します。 必要であれば JDK をアップグレードします。
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
新しいバージョンの Version Manager IDE クライアントを使用するには、システム上の旧バージョンの IDE クライアントをすべてアンインストールしてから、新しいバージョンの Version Manager をインストールする必要があります。 Version Manager をインストールした後に、旧バージョンの IDE クライアントを使用する場合は、新しい Version Manager をアンインストールしてから、古いソフトウェアをインストールする必要があります。
現在 TrackerLink と SCC IDE を組み合わせて使っているが、TrackerLink の代わりに Source Bridge(SBM)を使いたい場合、Source Bridge をインストールする前に、SCC プロバイダを TrackerLink から Version Manager に変更します。 Source Bridge をインストールすると、自動的に SCC プロバイダに設定され、SCC 情報が Version Manager に渡されます。
SCC プロバイダを設定するには、Version Manager SCC Admin を起動します。 詳細については、PVCS Version Manager IDE クライアント操作ガイド を参照してください。
Source Bridge をインストールしたが、TrackerLink を引き続き SCC プロバイダとして設定している場合、Source Bridge は TrackerLink を SCC プロバイダとして使おうとします。 この場合、ソース管理は正常に実行されません。
この問題を解決するには、〔Source Bridge〕ダイアログボックスの〔System Settings(システム設定)〕タブで SCC プロバイダを設定します。 詳細については、『PVCS Version Manager 管理者ガイド』 の「About Setting Up Source Bridge」を参照してください。
回避策: 再起動してシステムのパス情報を更新します。
パート 4: Version Manager Web クライアント |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
Version Manager Web クライアントにアクセスするには、新しいバージョンの Windows では Internet Explorer で[保護モード]オプションを無効にする必要があります。 オプションを無効にするには、Internet Explorer のステータスバーの[保護モード:有効]ステータスメッセージをダブルクリックするか、[ツール]-[インターネット オプション]-[セキュリティ]の順に選択し、[保護モードを有効にする]チェックボックスをオフにします。
この設定はサポートされていません。
Version Manager Web クライアントのインストール完了後のディスク空き容量が十分でない場合、PVCS Version Manager MSI ファイルを削除できます。 このファイルは通常 "C:\Windows\Downloaded Installations" フォルダに生成れます。
このファイルを削除した後でも、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]を使って Version Manager を修正および削除できます。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポートを含む必要があります。 ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、「サポート対象のプラットフォーム / システム要件」の トピック を参照してください。
パート 5: Version Manager WebDAV Server |
Version Manager をインストールする前に、PVCS Version Manager インストールガイド を参照ください。一般的な情報はもちろん、特定のシナリオにも適用します。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポートを含む必要があります。 ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、「サポート対象のプラットフォーム / システム要件」の トピック を参照してください。
パート 6: 著作権/免責事項/サポート |
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Micro Focus は、仮想技術が大きな実用性と価値をカスタマにもたらしていることを認識しています。 そのため、Micro Focus では、我々の製品の機能テストや、検証をネイティブな環境とは別に仮想技術でも行っています。 Micro Focus は、仮想環境上でサポートされているプラットーフォームが稼動している場合、機能やパフォーマンスの面で制限があったとしても、我々の製品がネイティブ環境と同様、正しく動作すると考えます。 Micro Focus では、問題が起きたとしても、お客様にネイティブ環境での再度の構築、テストを要求しません。ただし、場合によっては、必要となる場合もあります。 Micro Focus では、その問題が、仮想環境に依存した原因から寄与されると考えられる場合のみ、要求することがあります。 仮想環境ではない環境で問題が再現できない場合は、仮想環境のベンダに問い合わせいただく必要があります。
PVCS Version Manager と共にインストールされ、使用されるサードパーティ製コンポーネントに関するライセンス情報については、PVCS のインストールディレクトリを参照してください。
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