この Readme には、Version Manager の最新リリースのインストールと使用に関する情報のうち、マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない情報が書かれています。 補足情報については、ナレッジベースを参照してください。
Version Manager Readme は次のファイルで構成されています。
インストール情報 (installation_info.html)
Version Manager のインストールに関するシステム要件と重要なヒント。 Version Manager をインストールする前に、このファイルをお読みください。
使用上の注意事項 (このファイル)
望ましくない結果が発生しないようにするための、パフォーマンスに関するヒントと回避策。 Version Manager を使用する前、および重大なエラーを修正する前に、このファイルをお読みください。
既知の問題 (known_issues.html)
表面的な不具合、重大でないエラー、および予防策のない問題に関する情報。 「使用上の注意事項」ファイルに記載されていないエラーや、予期しない動作が発生した場合、このファイルをお読みください。
リリースノート(release_notesvm.html)
Version Manager の各リリースで修正された不具合、強化機能、および変更された動作の一覧。 最後のアップグレード以降の修正内容を調べるには、このファイルをお読みください。
この Readme ファイルは、いくつかのパートに分かれています。 ご使用の Version Manager コンポーネントに対応するパートをお読みください。
パート 1: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI
パート 2: Version Manager IDE クライアント
パート 3: Version Manager Web クライアント
パート 4: Version Manager WebDAV Server
パート 5: 著作権/免責事項/サポート
パート 1: Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI |
Version Manager コマンドでパスを指定する際にシンボリックリンクを使った場合、実行に要する時間が長くなります。 実行時間を短縮するには、シンボリックリンクではなく絶対パスを指定するか、または、Version Manager コマンドの完全修飾パスをご使用の環境に追加します。
PVCS Version Manager File Server を使っているときに、クライアント上で、リアルタイムスキャン型のウイルス対策ソフトウェアを実行すると、パフォーマンスが低下するおそれがあります。 これは、Version Manager のファイルキャッシュが更新されるたびに、ウイルス対策ソフトウェアによってファイルキャッシュがスキャンされるからです。 パフォーマンス低下を回避するには、キャッシュディレクトリをリアルタイムスキャンの対象から除外します。
デフォルトでは、ファイルキャッシュはシステムの一時ディレクトリ(環境変数 TMP または TEMP で指定)の下位の pvcsfs ディレクトリにあります。 ファイルキャッシュの場所をデフォルト以外のディレクトリに設定するには、環境変数 FS_TMP または FS_TEMP でパスを定義します。
ウイルス対策ソフトウェアに起因するパフォーマンス低下を改善する方法については、ナレッジベースの記事 S123872 を参照してください。 この記事の内容は、クライアントとファイルサーバの両方に当てはまります。
Version Manager 8.0.2.6 および Version Manager 8.1.1 以降には、Version Manager File Server へのセッションの初回確立時に File Server のクライアントキャッシュディレクトリ内の古いファイルをすべて自動削除する機能が備わっています。
この機能を利用するには、islv.ini ファイルにエントリを追加します。
メモ: 時間値のデフォルトの単位は秒ですが、<n>m 構文を使えば分で、<n>m 構文を使えば時間でそれぞれ指定できます。
指定例を次に示します(例の中の数値は、このエントリを指定しない場合のデフォルト値です)。
[PVCSGUI_6.5]
pvcs.fileserver.cache.cleanup.frequency=12h
キャッシュディレクトリ内の全ファイル削除処理の後 12 時間以上待機してから、全ファイル削除処理を再試行します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.age=24h
生成後 24 時間以上経過したファイルをすべて削除します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.mode=m
変更日時(m)を基準にしてファイルの経過時間を判断します。 ファイルアクセス日時を基準にする場合は a、ファイル作成日時を基準にする場合は c を指定します。 一部のファイルシステムでは、デフォルト値以外を指定すると動作に不具合が生じるおそれがあるので、デフォルト値を使うことを推奨します。
メモ: File Server のクライアントキャッシュディレクトリの場所は、環境変数 FS_TMP の値によって決まります。FS_TMP が定義されていない場合は、環境変数 FS_TEMP の値によって決まります。 どちらの環境変数も定義されていない場合、デフォルトの場所は %TMP%\pvcsfs ディレクトリになります。TMP が定義されていない場合は、%TEMP%\pvcsfs ディレクトリになります。
ほとんどのユーザは夏時間の新しい日付の影響を受けません。 ただし、Windows システムで環境変数 TZ を使っている場合、Version Manager の夏時間はデフォルトとして組み込みのハードコードされた米国中心の開始/終了日付が使用されます。
この問題を回避するには、必要に応じて環境変数 PVCSTZ を使い、オペレーティングシステムで提供される環境変数 TZ とタイムゾーン情報をオーバーライドできます。
メモ:8.1.4.0(2007 年春)の時点で、夏時間の日付は現行法を反映するよう更新されています。 また、Version Manager 8.1.3.2 では新しい日付の更新を入手できます。 この更新は下記のナレッジベースの記事に添付されています。
詳細については、ナレッジベースの記事 『Is Version Manager affected by the changes to the U.S. Daylight Saving Time (DST) for 2007?』 (ID 5004791) を参照してください。
キーワードの内容に $ 文字が含まれている場合、新しい構文を使う必要があります。
$Keyword::$123456::$
各パラメータの内容は次のとおりです。
Keyword はキーワードです。
123456 は長さ区切り文字です。 長さは文字の数によって決定されます。 すべての文字を長さ区切り文字として使用できます。
::$ は、長さ区切り文字の文字列の先頭と末尾を表します。
固定長キーワードの内容に $ 文字が含まれていない場合は、新しい構文または元の構文のいずれかを次のように使用することができます。
$Keyword::123456$
コマンドラインでバージョンラベルにダッシュ(-)を使用すると、リビジョン番号に関する演算処理であると解釈され、 正しくないリビジョン基づいて処理が実行されることがあります。
このようになるのは、次の場合のみです:
ダッシュの後に続く数字を除いて、一連のラベルが同じである場合。 例: Beta、 Beta-1、 Beta-2、 Beta-3 などです。 メモ:ダッシュや数字を含まない、同じ名前のラベルがなければなりません(この場合は Beta)。
一連のラベルのうち、特定のラベルに対してコマンドが実行されたが、このラベルがアーカイブに存在しないか、または削除されている場合。 たとえば、Beta-4 などです。
この場合、処理が実行されるリビジョンは、数字とダッシュラベルを含まないリビジョン(上記の例では Beta)のリビジョン番号から、要求された、存在しないラベルの数字部分を引いた値になります。
具体的な例は、次のとおりです。
リビジョン 1.6 のバージョンラベルは、 Beta です。
コマンドで使用された、存在しないラベルは、 Beta-4 です。
実行された想定外のリビジョン演算は、 1.6 - 4 = 1.2 です。
したがって、このコマンドで処理が行われるリビジョンは、 1.2 です。
推奨事項: このようなラベルナンバリング方式を使用する必要がある場合は、存在しないラベルをコマンド内で指定しないでください。 できれば、一連のラベルと一致する Beta のようなラベルが存在しないことを確認して、上記動作の発生を防止することを推奨します。
注 デフォルトでは、Version Manager は、ラベルの作成時に、不正な文字をチェックし(例えば、ダッシュ(-))、あれば拒否します。 不正な文字を含んだラベルを作成する必要がある場合は、ラベルの不正な文字をチェックするフィルタを無効にすることができます。 PVCS Version Manager コマンドラインガイドで、DisableBadLabelFilterディレクティブを参照してください。
ファイルに 32,000 を超える行がある場合、Diff/Merge Tool が正しく機能しません。 〈Next(次へ)〉、〈Previous(前へ)〉、および〈Go to line(行に移動)〉機能を使用して、大きなファイル内で移動します。 スクロールバーを単独で使用しても、目的の位置に到達できない可能性があります。
場合によっては、プロジェクトデータベースのコピー操作が権限エラーで失敗する可能性があります。 次のすべての条件に一致する場合に、このエラーが発生する可能性があります。
サブプロジェクトがアクセスコントロールデータベースで構成されている場合
〈Copy existing Configuration Files(既存のコンフィグレーションファイルをコピー)〉オプションを選択した場合
【Create a new Access Control Database(新規アクセスコントロールデータベースを作成)】をクリックした場合
オペレーティングシステムへのログインに使用された名前(HOSTID)がサブプロジェクトのアクセスコントロールデータベースに存在せず、別のユーザ名でコピーが実行された場合
この問題を回避するには、次のいずれかの操作を実行します。
HOST ログイン ID が、プロジェクトデータベースのすべてのアクセスコントロールデータベースに存在することを確認します。 そのユーザとしてコピー操作を実行します。
〈Copy Access Control Database to new location(アクセスコントロールデータベースを他の場所にコピー)〉オプションを選択します。
Configuration Builder では、Version Manager File Server はサポートされていません。
2 バイト文字で構成された 21 文字以上のユーザ名は、〔Project Security(プロジェクトセキュリティ)〕ダイアログボックスを閉じるときに切り詰められます。 場合によっては、このダイアログボックスを再度開けなくなります。
Version Manager デスクトップクライアントで[Admin(管理)]-[Security(セキュリティ)]を選択して、あるユーザの権限セットをすべて削除した場合、そのユーザには「Unlimited」権限セットが割り当てられたことになります。
ユーザに「Unlimited」権限セットを割り当てたくない場合、ユーザに権限セットを 1 つ以上割り当てます。
Tracker、TeamTrack、もしくは、SBM Web クライアントが SSL が有効なサーバで稼動している場合、関連付けに失敗することがあります。 この問題を解決するには、 SSL 証明書を JRE キーストアに追加します。 ナレッジベースの記事: S134480 (http://knowledgebase.serena.com/InfoCenter/index?page=content&id=S134480) を参照ください。
関連項目
Using TrackerLink with Secure Sockets Layer (SSL)
チェックイン時に関連付けを必須にするには、SourceBridge をクライアントにインストールしなくてはなりません。 さもないと、チェックインは関連付けを必須にしていても、確認や警告を表示しません。
LDAP サーバが Secure Sockets Layer(SSL)を使うように設定されているが、VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリに証明書データベースがないか、または必要な SSL 証明書が証明書データベース内に格納されていない場合、次のようなエラーが通知されます:
Mozilla Certutil ユーティリティを使って、証明書データベースを作成できます。 証明書データベースは、複数のプラットフォームシステムをサポートしています。
Mozilla Certutil を使用して証明書データベースを作成し、データを格納するには、次の手順を実行します:
Certutil はコマンドラインユーティリティとして、Version Manager によりインストールされます。つまり、既にシステムの環境パスに含まれています。 (次のディレクトリにあります: VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS.) 詳細な情報は、次を参照ください: http://www.mozilla.org/projects/security/pki/nss/tools/certutil.html
証明書データベース用のフォルダを作成します。 以下に例を示します。
C:\pvcs\ldap_cert
次のコマンドにより、証明書データベースを作成します:
certutil -N -d "FolderPath"
以下に例を示します。
certuil -N -d C:\pvcs\ldap_cert
次のいずれかを行います:
証明書データベースにLDAP サーバ証明書を追加 します。次のコマンドを使用します:
certutil -A -n "Nickname" -t "P,," -a -i PathToCertificate -d PathToCertificateDatabase
以下に例を示します。
certutil -A -n "LDAP" -t "P,," -a -i C:\pvcs\ldap_cert\ldap.cer -d C:\pvcs\ldap_cert
証明書データベースに、RootCA 証明書を追加 します。次のコマンドを使用します (同じ RootCA で複数のサーバに署名するために):
certutil -A -n "Nickname" -t "C,," -a -i PathToCertificate -d PathToCertificateDatabase
以下に例を示します。
certutil -A -n "My RootCA" -t "C,," -a -i C:\pvcs\ldap_cert\My_RootCA.cer -d C:\pvcs\ldap_cert
Version Manager と設定したすべての LDAP サーバについて、Version Manager デスクトップクライアントで適切な証明書データベースを指定します。 LDAP サーバダイアログの関連するフィールドは、プロジェクトの詳細設定ダイアログにあります。
メモ この場所は、共有ネットワークドライブもしくは、UNC パスとして、すべてのクライアントからアクセス可能な場所である必要があります。
デフォルトでは、Version Manager クライアントは競合したパスマップへのアクセスを拒否し、メッセージを表示します。 競合しているパスマップはプロジェクトデータベースを開くダイアログに赤色で表示されます。 パスマップの競合はユーザが、2つ、または、それ以上のパスマップにアクセスした際に、完全もしくは一部が他のサーバのものと重複している場合に起きます。
これら競合を解決するには、PVCS Version Manager 管理者ガイド を参照ください。 不適切に扱われると競合パスマップは、ファイルに対して間違った操作を行う原因にもなります。
File Server パスマップでセキュリティが有効になっている場合は、〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉を有効にする必要があります。
File Server パスマップのセキュリティを設定するには、Version Manager File Server Administration ユーティリティを使用します。 〔パスマップ(Path Map)〕ページで、〔パスマップの追加(Add Path Map)〕または〔パスマップの編集(Edit Path Map)〕ダイアログボックスを開きます。 〈アクセスコントロールデータベース(Access control database)〉フィールドまたは 〈LDAP 認証(LDAP authentication)〉チェックボックスを有効にするには、〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉チェックボックスも有効にする必要があります(以下を参照)。
〈アクセスコントロールデータベースのセキュリティ(Access control database security)〉 チェックボックスは、〔プロジェクトデータベースの設定〕ダイアログの 〔全般(General)〕 タブ上にあります(デスクトップクライアントで [管理]-[詳細設定]を選択)。 〔オプション〕ツリーから[セキュリティ]-[アクセスコントロールデータベース]を選択します。
あるコンフィグレーションファイル内で INCLUDE ディレクティブを使用し、かつ、インクルード対象のコンフィグレーションファイルへのパス内に空白が含まれている場合、パス全体を引用符で囲む必要があります。 たとえば、サンプルプロジェクトデータベースがデフォルトの場所にインストールされている場合、そのコンフィグレーションファイルに対する INCLUDE ディレクティブを次のように定義します。
INCLUDE "c:\program files\serena\vm\common\sampledb\archives\basecfg.cfg"
非常に大きなプロジェクトの場合、Version Manager インターフェイスの使用状況に合わせて、Java に対するメモリの割り当てを増やすことができます。 次の表で考えられるエラーのシナリオを説明します。
コンポーネント | 現象 | 参照 |
---|---|---|
Application Server: -File Server -Web クライアント -WebDAV クライアント -RIDE IDE (サーバサイド処理使用時) |
メモリ不足エラー (例えば、巨大なプロジェクトに対しての再帰表示実行時) | Application Server |
デスクトップクライアント | メモリ不足エラー エクスポート/インポートの失敗 |
デスクトップクライアントと PCLI |
IDE | メモリ不足エラー | IDE | PCLI | メモリ不足エラー エクスポート/インポートの失敗 |
デスクトップクライアントと PCLI |
メモ: プロジェクトのエクスポート/インポートは、巨大なプロジェクトに対して失敗することがあります Version Manager は、巨大なプロジェクトに対してエクスポートまたは、インポートの時にメモリ不足となる可能性があります。 データを失わないためには、エクスポート後も元のプロジェクトを保管しておいてください。 そうすれば、インポートで失敗したときに戻すことができます。 |
デスクトップクライアントと PCLI |
Java ベースの Version Manager クライアントは、次のヒープメモリパラメータを使用します:
-Xms JVMローディング用の最小ヒープサイズJVMパラメータ
-Xmx JVMローディング用の最大ヒープサイズJVMパラメータ。 ヒープ値がこの値より高くなると、"Out of memory"エラーが発生します。
次のセクションで各クライアントへの値の設定方法が記述されています。
Version Manager PCLI(および Version Manager デスクトップクライアント)に割り当て可能なメモリ量を増やすには、コマンドを実行する前に環境変数 PVCS_MX を定義します。 次の例は、環境変数の定義方法を示したものです。ここでは、Version Manager で使われる Java ヒープサイズを 512 MB に変更します:
環境 | コマンド |
---|---|
Windows | set PVCS_MX=-Xmx512m |
UNIX Bourne Shell | PVCS_MX=-Xmx512m; export PVCS_MX |
UNIX Korn Shell/Bash | export PVCS_MX=-Xmx512m |
UNIX C-Shell | setenv PVCS_MX -Xmx512m |
Version Manager Application Server は次の Version Manager の機能をホストします。 ここへの変更はすべてに影響します。
Version Manager File Server
Version Manager Web Server
Version Manager WebDAV Server
リッチ IDE 向けサーバサイド処理モード
次のいずれかを実行します:
Application Server が Windows でサービスとして稼動している場合:
サーバシステム上で次のファイルをテキストエディタで開きます:
VM_Install\vm\common\tomcat\conf\jvm.opt
次の行を見つけます:
set JAVA_OPTS=-server -Xms64m -Xmx2048m
パラメータの値を次のように変更します:
-Xms2048m
-Xmx4096m
ファイルを保存し、サーバを再起動します。
Application Server が Linux/UNIX 上で稼働している場合:
サーバシステム上で次のファイルをテキストエディタで開きます:
VM_Install/vm/common/tomcat/conf/jvm.opt
オペレーティングシステムが使用するセクションから次の行を見つけます :
JAVA_OPTS="…"
パラメータの値を次のように変更します:
-Xms2048m
-Xmx4096m
詳しくは、次の KB 記事を参照してください: http://knowledgebase.serena.com/InfoCenter/index?page=content&id=S138022
IDE については、次のセクションを参照ください。 メモリ値はあくまでも例です。 環境に合わせて変更してください。 この変更は、次に IDE を起動した時に反映されます。
SCC クライアント
ISLV.ini ファイルに次のセクションとキーの組み合わせを次のフォーマットで追加します:
[CPCLI]
JAVAARGS=-Xms128m -Xmx512m
Visual Studio RIDE
ISLV.ini ファイルに次のセクションとキーの組み合わせを次のフォーマットで追加します:
[SVE]
sve.dotnet.jvmloader.jvm.initialHeapSize=128m
sve.dotnet.jvmloader.jvm.maxHeapSize=256m
Eclipse RIDE と SCC
eclipseフォルダ内のeclipse.iniファイルに、以下のフォーマットでセクションが追加されました。
-vmargs
-Xms40m
-Xmx256m
40mと256mは、40MB(最小ヒープサイズ)と256MB(最大ヒープサイズ)を表します。
DTK 呼び出し PvcsSetProjectSemaphore() は、ファイルサーバでサポートされていません。 以前のバージョンで、ビルドまたはバックアップに備えてアーカイブをロックするためにこの呼び出しを使っていた場合、ファイルサーバ上のアーカイブに対して同様の効果を得るには、Version Manager Administration ユーティリティで〈Enable write access(書き込み権限を許可)〉チェックボックスを選択解除します。
〔Make Secure(保護)〕ダイアログボックスで値を変更した場合、Version Manager デスクトップクライアントを再起動します。 同じ Version Manager セッションでこのダイアログボックスを再度開いた場合、以前に変更した内容は反映されず、ダイアログボックスを閉じたときに変更内容が失われる恐れがあります。
SSO/CAC ログインソースを使ったプロジェクトデータベースに対するユーザの切り替え機能は、VM I-Net Web クライアントでは利用できません。ユーザーを切り替えるには、一旦ログアウトし、ほかのユーザーでログインし直してください。
vconfig.exe にアクセスするまたは、vmwfvc.dll ファイルを更新するには、Windows に管理者としてログインするもしくは、管理者として実行 オプションを使う必要があります。
詳しくは、Visual Studio: Windows 管理者ユーザを必要とする トピックを参照ください。
サードパーティ DLL の競合となった場合、ISLV.INI ファイルに、DLL 名の追加をしてみてください。 ISLV.INIファイルに[THIRDPARTY]セクションがない場合は、そのセクションを作成し、競合するDLLを以下のように追加します。
[THIRDPARTY]
PVCS.VM.THIRDPARTYDLLS=libeay32.dll:ssleay32.dll
DLL の名前は以下のようにします。
区切り文字コロン ( : )で分けます
ファイルのフルパスではなく、ファイル名のみを含むこと
Version Manager はワークステーションがネットワークに登録されるまで、ライセンスできません。 Version Manager を使用する前に、ネットワークに登録してください。
Linux システム上の ActiveIdentity クライアントにより、PIN キャッシュが利用できます。特定の事情によっては、PIN の入力をしても結果的にアクセスできます。 この可能性を回避するには、キャッシュ保持の間隔を短くするか、ActiveIdentity クライアントの PIN キャッシュ機能を無効にします。 これにより、特定のシナリオにおいて、望ましくない結果になる恐れがあります。
HP-UX(Bourne シェルおよび Korn シェル)のデフォルトの強制終了文字は @ です。 この文字は、PCLI の listfile コマンド(@listfile)と競合します。また、コマンドラインでワークスペースを指定する際にも競合します。 例:
pcli listversionedfiles -prd:\productb -pp/newprj @listfile
または
pcli getworklocation -sp/@/mariec/myworkspace...
この競合を回避するには、強制終了文字を @ 以外の値に設定します。 例:
stty kill ^U (強制終了文字を CTRL+U に設定)
一部の PCLI 処理(ListVersionedFiles など)では、複数のファイルが同時に開くことがあります。 一部の UNIX システムでは、最大ファイル記述子数がデフォルト値のままでは小さすぎます。 最大ファイル記述子数を 128 以上に設定することを推奨します。 データベースのサイズがきわめて大きい場合は、オペレーティングシステムで許容されている最大値に設定することを推奨します。 C シェルの場合は、limit コマンドを使って上限値を設定します。 Bourne シェルおよび Korn シェルの場合は、ulimit コマンドを使って上限値を設定します。 最大ファイル記述子数のデフォルト値は、オペレーティングシステムごとに、またシステム構成によって異なります。 最大ファイル記述子数のデフォルト値が、すでに 128 より大きい値に設定されている場合もあります。
最大ファイル記述子数の値が小さすぎる場合、さまざまな問題が発生するおそれがあります。 よく発生する問題としては、多数のファイルを開くコマンド(AddFiles、ListVersionedFiles、ImportArchives など)においてファイルを開いたり探したりできない、というものがあります。
このリリースの Version Manager では、IPv6 は、HP-UX 上の License Server (SLM) に接続するために利用できません。
Windows 上であるプロジェクトデータベースをエクスポートした場合、そのプロジェクトデータベースは Windows 上でしかインポートできません。 そのままでは、UNIX 上でインポートすることはできません。UNIX 上でインポートするには、エクスポートしたファイル内のすべてのパス名、およびエクスポートしたファイルによって参照されるコンフィグレーションファイル内のすべてのパス名を、手動で変換する必要があります。 このことは、UNIX 上でエクスポートしたファイルを Windows 上でインポートする場合にも当てはまります。
ワークスペース名またはユーザ名の中にスラッシュ(/)、円記号(\)、角かっこ([])、またはコロン(:)が含まれている場合、PCLI コマンドおよびプロジェクトデータベースのインポート/エクスポート処理が失敗するおそれがあります。 インポート/エクスポート処理を実行する前、またはその他の PCLI コマンドを使う前に、このような文字が含まれている名前を修正してください。
パート 2: Version Manager IDE クライアント |
Windows 7 以降上で実行している PowerBuilder から SCC 統合を使用する場合は、ナレッジベースの記事 S140258 の手順に従ってください。
Version Manager では、未変更ファイルに対するロックを常に解除するように、プロジェクトデータベースまたはプロジェクトを設定できます。 PowerBuilder で Version Manager プロジェクトを使用する場合、このオプションを必ず設定してください。 このオプションを設定しなかった場合、チェックアウト取り消し時または未修正リビジョンのチェックイン時に、PowerBuilder 内のオブジェクトが、関連付けられたバージョン管理ファイルと同期しなくなる可能性があります。 また、関連付けられた Version Manager アーカイブがまだロックされている場合でも、PowerBuilder ではオブジェクトがロック解除されているように表示されることがあります。
詳細については、『PVCS Version Manager 管理者ガイド』を参照してください。
関連付けを必須にするためには、SourceBridge を設定するだけでなく、ご使用の Issue 管理システムと SCC プロバイダの設定をする必要があります。 クライアントシステム上で、Version Manager SCC Admin を使い、正しい SCC プロバイダを設定します。 インストールしたバージョンに依存した名前が、Issue 管理システム上の SCC プロバイダとして表示されます。 例えば、Serena SourceBridge または Tracker TrackerLinkです。
サーバサイド処理が、デフォルトで有効化されています。 従って、デフォルトで、すべてのイベントトリガは、サーバ側で実行されます。 上記の動作に不都合がある場合、以前のクライアント側処理の振る舞いに戻すことができます。 詳しくは、PVCS Version Manager IDE クライアント操作ガイド を参照ください(「setting default options for your particular IDE」セクション)。
リッチ IDE でサーバサイド処理機能を使う場合、すべての File Server はリポジトリとして、同じサーバ上の統合を設定し、RIDE ユーザは、その File Server に接続します("localhost" もしくは、自身のサーバ名)。 この設定をするには、PVCS Version Manager 管理者ガイドの「File Server」を参照ください。
いくつかのサードパーティツールが外部コンテントが追加されると作るフォルダによって、機能が失敗します。 アイテムがソースコントロール配下に追加されると、RIDE 統合が、_serena フォルダに追加されるため、ソースコントロール下のサードパーティフォルダを除外する必要があります。 ibmconfig フォルダは、その問題の一つと知られています。 詳しい、ソースコントロールからのファイル、フォルダの除外については、PVCS IDE 操作ガイド を参照ください。
リッチ統合は、ファイルの特定にデフォルトバージョン(ラベル)を使用し、Version Manager ワークスペースに表示されます。 混乱を避けるために、これがどう機能するのか理解することは重要です。
デスクトップクライアントを利用して、既存のプロジェクトデータベースもしくは、ワークスペースのデフォルトバージョンを適用したり、既存のものを変更した場合、バージョンラベルを持ったファイルのみが、Visual Stduio 上に表示されます。 プロジェクトまたはソリューションファイルが、これらのラベルを持たない場合、ファイルは表示されません。
この混乱を回避するには:
ユーザがデフォルトバージョン(ラベル)とすべき、ユーザもしくは、グループに対し、Version Manager ワークスペースを作成します。
プロジェクトデータベースの設定とは別に、ワークスペースに対し、デフォルトバージョンを定義します (ファイル | プロパティ | ワークスペースの設定 タブ)。
ソースコントロールからプロジェクトを開く場合、Version Manager のワークスペースを指定する必要があります。 別のデフォルトバージョンにより定義されたファイルまたはリビジョンを参照したい場合は、ソースコントロールからも目的のラベルが関連付けられているワークスペースを指定して、開く必要があります。
詳しくは、Version Manager IDE クライアント操作ガイド を参照ください。
非常に大きなデータセット利用時のサーバ安定性を改善する為、VM Web Application Server は 8.5.1 以前のクライアントによるサーバサイド処理の使用を拒否します。 クライアントには以下のようなメッセージが表示されます:
[情報] サーバサイド処理は 8.4.1 サーバ以前では使用できません。 クライアントサイド処理に切り替えます。
このメッセージを回避するにはウインドウ>設定>チーム> Serena >クライアント / サーバ から「サーバサイド処理の有効化」のチェックを外してください。
クライアントは表示の通りプロジェクトデータベースに今までどおり従来のクライアントサイド処理にてアクセスできます。
この動作を無効にし、8.5.1以前のクライアントがサーバサイド処理にてアクセスすることを許容するにはサーバの ISLV.ini に以下のディレクティブを追加します
[APP_SERVER]
pvcs.appserver.rejectClientsWithoutHugeSetsCapability=false
これは RIDE プロジェクトのサイズが小さく、すぐにクライアントを 8.5.1 かそれ以降にアップグレードできない場合のみに使用します。
パート 3: Version Manager Web クライアント |
PVCS Version Manager File Server を使っているときに、Version Manager Web Server を実行しているコンピュータ上で、リアルタイムスキャン型のウイルス対策ソフトウェアを実行すると、パフォーマンスが低下するおそれがあります。 これは、Version Manager のファイルキャッシュが更新されるたびに、ウイルス対策ソフトウェアによってファイルキャッシュがスキャンされるからです。 パフォーマンス低下を回避するには、キャッシュディレクトリをリアルタイムスキャンの対象から除外します。
デフォルトでは、ファイルキャッシュはシステムの一時ディレクトリ(環境変数 TMP または TEMP で指定)の下位の pvcsfs ディレクトリにあります。 ファイルキャッシュの場所をデフォルト以外のディレクトリに設定するには、環境変数 FS_TMP または FS_TEMP でパスを定義します。
ウイルス対策ソフトウェアに起因するパフォーマンス低下を改善する方法については、ナレッジベースの記事 S123872 を参照してください。
Version Manager 8.0.2.6 および Version Manager 8.1.1 以降には、Version Manager File Server へのセッションの初回確立時に File Server のクライアントキャッシュディレクトリ内の古いファイルをすべて自動削除する機能が備わっています。
この機能を利用するには、islv.ini ファイルにエントリを追加します。
メモ: 時間値のデフォルトの単位は秒ですが、<n>m 構文を使えば分で、<n>m 構文を使えば時間でそれぞれ指定できます。
指定例を次に示します(例の中の数値は、このエントリを指定しない場合のデフォルト値です)。
[PVCSGUI_6.5]
pvcs.fileserver.cache.cleanup.frequency=12h
キャッシュディレクトリ内の全ファイル削除処理の後 12 時間以上待機してから、全ファイル削除処理を再試行します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.age=24h
生成後 24 時間以上経過したファイルをすべて削除します。
pvcs.fileserver.cache.cleanup.mode=m
変更日時(m)を基準にしてファイルの経過時間を判断します。 ファイルアクセス日時を基準にする場合は a、ファイル作成日時を基準にする場合は c を指定します。 一部のファイルシステムでは、デフォルト値以外を指定すると動作に不具合が生じるおそれがあるので、デフォルト値を使うことを推奨します。
メモ: File Server のクライアントキャッシュディレクトリの場所は、環境変数 FS_TMP の値によって決まります。FS_TMP が定義されていない場合は、環境変数 FS_TEMP の値によって決まります。 どちらの環境変数も定義されていない場合、デフォルトの場所は %TMP%\pvcsfs ディレクトリになります。TMP が定義されていない場合は、%TEMP%\pvcsfs ディレクトリになります。
Version Manager Web Server によって、サーバコンピュータ上にログファイルと一時ファイルが生成されます。 これらのファイルが原因で問題が発生することはありませんが、削除しない場合、空きディスク領域がなくなるまでディスクが使用されます。 これらのファイルを定期的に削除することを推奨します。
次のディレクトリに生成されたログファイルは、定期的に削除できます。
UNIX: VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/logs
Windows: VM_Install_Dir\vm\common\tomcat\logs
ファイル転送の途中でクライアントとサーバ間の接続が解除された場合、サーバ上に一時ファイルが生成されます。 これらの一時ファイルを削除します。一時ファイルが生成される場所は、Windows の場合は VM_Install_Dir\vm\inet\temp ディレクトリ、UNIX の場合はシステム一時ディレクトリです。 また、ユーザがプロジェクトからログアウトせずにブラウザを閉じた場合にも、履歴レポートおよび相違点レポートを基にして一時ファイルが生成されます。 これらの一時ファイルも削除します。これらの一時ファイルが生成される場所は、VM_Install_Dir\vm\inet\temp\html ディレクトリです。
Version Manager Web クライアントにアクセスするゾーンでは、保護モードを無効にする必要があります。 この処理は Internet Explorer の[インターネットオプション]ダイアログボックスで行います([ツール]-[インターネット オプション]-[セキュリティ]タブ)。
プロジェクト名の中で次の文字を使わないでください:
* : | / \ ? < > " tab ~ % & ' ,
さらに: ".." の2文字の名前、および "." または "@" の1文字の名前も使わないでください。
ファイル名の中で次の文字を使わないでください:
* : | / \ ? < > " tab
ラベル名の中で次の文字を使わないでください:
: + - * \
プロモーショングループ名の中で次の文字を使わないでください:
< = " ,
アーカイブ名の中で次の文字を使わないでください:
; ,
イベントトリガの機能は、Version Manager Web クライアントと Version Manager デスクトップクライアントの間でかなり違いがあります。 この違いは、アーカイブの修正方法によるものです。 Version Manager Web クライアントを使ってタスクを実行すると、Version Manager Web クライアントではなく Version Manager Web Server によってアーカイブが修正されます。 したがって、イベントトリガから Version Manager Web クライアント経由で利用可能なデータおよび処理と、イベントトリガから Version Manager デスクトップクライアント経由で利用可能なデータおよび処理は、異なります。
イベントトリガを使用する場合、次の点に注意してください:
EventWorkfile および EventFQPWorkfile には、一時ファイル名が含まれています。この一時ファイル名は、Version Manager Web Server で Version Manager Web クライアントに表示される作業ファイル名の代わりに使われるものです。
チェックイン処理においてユーザが追加情報(例:未修正作業ファイルのチェックインを続行するかどうか)を指定するよう要求され、かつ、Version Manager でチェックイン処理を最後まで実行できるようにしている場合、Unconditional PrePut イベントトリガが 2 回実行されます。 これらの特徴による影響を受けるイベントトリガは、修正しなければならない場合があります。
イベントトリガによってダイアログボックスが開く場合、そのダイアログボックスは、実際にはクライアント上ではなくサーバ上で開きます。 そのダイアログボックスがモーダルである場合、そのダイアログボックスが開いている間、Version Manager Web Server ではユーザからの要求を処理できません。
作業ファイルを追加またはチェックインした後、Version Manager Web クライアントによって作業ファイル内の拡張キーワード値が自動更新されることはありません。 キーワード値を更新するには、作業ファイルを取得するか、または作業ファイルの場所にチェックアウトします。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の起動時に、JVM_Bind:8080 または JVM_Bind:8090 というテキストを含む Java 例外エラーが通知されることがあります。 このエラーが発生する理由は、次のいずれかです。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server がすでに起動されている。 一方の機能が起動されると、もう一方の機能が自動起動されます。これは、両方の機能が同じ Tomcat を共有しているからです。 Tomcat のインスタンスを 2 つ起動しようとすると、このエラーが発生します。 Tomcat ウィンドウを閉じ、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の使用を続行してください。
ポート 8080(または 8090)が他のアプリケーションですでに使われている。 デフォルトでは、Version Manager Web Server と WebDAV Server は、ポート 8080 を使用します。 必要に応じてポート番号を変更し、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を再起動します。
ポート番号を変更するには、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml ファイルを開き、Http10Connector port= の値を変更します。
他のアプリケーションで次のポートが使われている場合、これらのポートも変更しなければならないことがあります。
これらのエントリの一方または両方の値を別のポート番号に変更する場合、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties ファイル内の worker.apj12.port= 文および worker.apj13.port= 文で同じポートを指定します。
メモ: すでに Tomcat を 2 つインストールしている場合、シャットダウンポートを 8005 から未使用値に変更すべきです。 変更しない場合、一方のアプリケーションのシャットダウンルーチンが呼び出されると、両方のアプリケーションが停止します。
ブラウザでポップアップウィンドウをブロックするように設定されていると、Version Manager Web クライアントが正常に動作しない可能性があります。 ポップアップウィンドウブロック機能を無効にするか、または、ポップアップウィンドウの表示を許可されているサイトのリストに Version Manager サーバを追加してください。
サーブレット定義の任意のフィールドでアンド記号または大文字の ASCII 文字を使った場合、Version Manager Web Server でエラーが発生します。
サーブレットの説明内でアンド記号(&)を使う必要がある場合は、そのまま「&」と入力するのではなく、「&」のようにエンティティ形式で入力します。
一つ、もしくは複数のサーブレットを Version Manager Web Application に定義する時、(Version Manager Web クライアントからの接続を可能とします)、プロジェクトデータベースが Version Manager File Server に存在する場合は、サーバ上にこれらの定義をしておく必要があります("localhost" もしくは、自身のサーバ名)。 この設定をするには、PVCS Version Manager 管理者ガイドの「File Server」を参照ください。
パート 4: Version Manager WebDAV Server |
(Windows 7 のみ) Version Manager WebDAV サーバが使用しているダイジェスト認証機構は、Microsoft WebDAV ミニ リダイレクタと互換性がありません。 この問題を回避するには、次のナレッジベースのサポート記事を参照してください。
http://knowledgebase.serena.com/InfoCenter/index?page=content&id=D21501
WebDAV Server には接続できるが、WebDAV クライアントでの作業で問題が発生する場合、WebDAV クライアント側で WebDAV に関する不具合がある可能性があります。
次の作業を行うことを推奨します。
WebDAV クライアントのサポートサイトにアクセスし、推奨サービスパックをインストールします。 WebDAV に関して報告されている問題と解決策については、WebDAV クライアントのナレッジベースまたはサポート文書を検索してください。
ナレッジベースで、特定のクライアントに関する問題と解決策について書かれている記事を調べます。
一部の WebDAV クライアント(例:Dreamweaver)では、認証パスワードを入力する必要があります。 WebDAV クライアントを正しく動作させるため、Version Manager パスワードを入手することを推奨します。 Version Manager パスワードを入手していない場合は、Version Manager デスクトップクライアントを使ってパスワードを定義します。
Version Manager WebDAV Server への接続に関する問題をトラブルシューティングするには、まず、Tomcat サーバコンソールにエラーや例外が表示されているかどうかを調べます。
エラーが表示されない場合は、次の作業を実行します。
Version Manager プロジェクトデータベースにアクセスできるかどうかを確認するため、Version Manager にログインします。 その際、vm.properties ファイルで指定されているプロジェクトデータベースへのアクセスを試みます。
Web サーバが動作しているかどうかを確認するため、Web ブラウザで Web サーバの URL を入力します。 例: http://Test1:10070/
Tomcat Web サーバが動作しているかどうかを確認するため、Web ブラウザで Tomcat の URL を入力します。 例: http://Test1:8080
サポート対象クライアント(例:Web フォルダ)から DAV サーブレットにアクセスできるかどうかを確認するため、クライアントから Tomcat に直接接続します。 例: http://Test1:8080/SampleDB.dav.
ーブレットにアクセスできない場合、Tomcat サーバコンソールに例外が表示されているかどうかを確認します。
クライアントから Tomcat 経由で DAV サーブレットに直接アクセスできる場合、Web サーバ(例:Apache、IIS)のポート番号を使って Web フォルダを追加できるかどうかを試します。 例: http://Test1:10070/SampleDB.dav
DAV サーブレットにアクセスできない場合、Web サーバの設定に問題があります。 Tomcat と Web サーバのログを調べ、エラーを特定してください。
Web サーバと Tomcat との間の通信において、正しいポート設定が使われているかどうかを確認します。 次の 2 つのファイルを開きます:
VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties
VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml
〈Apache AJP13 support(Apache AJP13 のサポート)〉で、workers.properties ファイル内の worker.ajp13.port のポート設定が、server.xml ファイル内で指定されているポート設定と一致しているかどうかを調べます。
ポート設定が一致していない場合は一致させます。
デフォルトバージョン(ラベル)に対するワークスペース設定によって、WebDAV Server 経由で表示可能なファイルが決まります。 Version Manager デスクトップクライアントと違って、Version Manager WebDAV Server では、デフォルトバージョン設定に合致するファイルだけが表示されます。 デフォルトバージョンが設定されていない場合、トランクのチップリビジョンがデフォルトになります。 この場合、Version Manager WebDAV Server 経由で表示されるのはこれらのチップリビジョンだけです。
Version Manager WebDAV Server に接続した後、通常の処理(作業ファイルのチェックアウトや追加など)で発生する不具合の多くは、権限の不足が原因です。
メモ: WebDAV 経由でアーカイブを新規に作成するには、「アーカイブの作成」権限に加えて「バージョンラベルの割り当て」権限も必要です。
必要な権限を持つユーザとして Version Manager にログインし、指定された権限で実行可能な処理を実際に実行できるかどうかを確認します。 Version Manager で処理を正しく実行できる場合、WebDAV Server を使った場合でもそれらの処理を実行できるはずです。
あるユーザの権限を変更した場合、Tomcat を再起動するかまたはそのユーザのカレントセッションがタイムアウトになるまでの間、変更内容はそのユーザに公開されません。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の起動時に、JVM_Bind:8080 または JVM_Bind:8090 というテキストを含む Java 例外エラーが通知されることがあります。 このエラーが発生する理由は、次のいずれかです。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server がすでに起動されている。 一方の機能が起動されると、もう一方の機能が自動起動されます。これは、両方の機能が同じ Tomcat を共有しているからです。 Tomcat のインスタンスを 2 つ起動しようとすると、このエラーが発生します。 Tomcat ウィンドウを閉じ、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server の使用を続行してください。
ポート 8080(または 8090)が他のアプリケーションですでに使われている。 デフォルトでは、Version Manager Web Server と WebDAV Server は、ポート 8080 を使用します。 必要に応じてポート番号を変更し、Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を再起動します。
ポート番号を変更するには、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/server.xml ファイルを開き、Http10Connector port= の値を変更します。
他のアプリケーションで次のポートが使われている場合、これらのポートも変更しなければならないことがあります。
これらのエントリの一方または両方の値を別のポート番号に変更する場合、VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/conf/jk/workers.properties ファイル内の worker.apj12.port= 文および worker.apj13.port= 文で同じポートを指定します。
メモ: すでに Tomcat を 2 つインストールしている場合、シャットダウンポートを 8005 から未使用値に変更すべきです。 変更しない場合、一方のアプリケーションのシャットダウンルーチンが呼び出されると、両方のアプリケーションが停止します。
IIS Web サーバ上で Microsoft FrontPage Server Extensions を実行している場合、Microsoft Web フォルダが自動検出されます。 検出された場合、Web フォルダクライアントでは、WebDAV プロトコルが使われないので、WebDAV Server との間でデータのやりとりは発生しません。 MS FrontPage Server Extensions によって PVCS Version Manager WebDAV Server が IIS Web サーバ経由でリダイレクトされるように設定した場合、Web フォルダクライアントと FrontPage Server Extensions との間でのみデータのやりとりが発生します。WebDAV Server との間では、データのやりとりは発生しません。
Solaris 上でユーロ文字が正しく処理されるようにするには、次の手順を実行します。
Solaris の最新の OS パッチをインストールします。
〔Solaris Login(Solaris ログイン)〕ダイアログボックス(コンソール)で、〈Options(オプション)〉をクリックし、〈Language(言語)〉で〈en_ISO8859-15〉を選択します。
ログインし、 Version Manager WebDAV Server を起動するため、VM_Install_Dir/vm/common/bin ディレクトリにある ./pvcsstart.sh を実行します。
パート 5: 著作権/免責事項/サポート |
Micro Focus のサポートに問い合わせるには、supportline.microfocus.com にログインしてください。
PVCS Version Manager と共にインストールされ、使用されるサードパーティ製コンポーネントに関するライセンス情報については、PVCS のインストールディレクトリを参照してください。
End Readme
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